海とビーチと
*子連れ沖縄旅行記*
まだ11時半だったが、名護に戻る途中いつも気になる店の看板を見て、早めのお昼にすることに決めてしまった。
国道沿い。世冨慶の信号の少し手前。
名護曲レストラン。
通りがかりにいつも気になる看板というのは「古宇利島直送海産物」。
古宇利島と言えばウニ。
去年、橋が架かったばかりの古宇利島に実際に足を運んだが、夏休みも終わり掛けの島では何故かウニが手に入らなかった。
探したんだけど、島内でウニを売っているところを見つけられなかったのだ。
今年も古宇利島に行くつもりだけど、またウニを売っていないかもしれない。
古宇利島のウニはどこに行けば食べられるんだろう。
その答えは名護曲レストラン。
名護曲レストランは、「なごきょく」ではない、「なぐまがい」と読む。
グルメ系情報は私よりパパの方が詳しい。
ここもガイドブックに時々載っているらしい。
外観が結構B級入っているので、私などガイドブックに載るような店だとは思っていなかった。
看板には他にも、「ふるさとの自然薬草料理」「薬膳料理」「健康ダイエット料理」と一見怪しそうな文言が並んでいる。
その他にも「琉球料理」「海産物」「本場沖縄そば」「ソーキ」「ファミリーレストラン」節操無くいくつも書き込んである。
屋根は赤瓦。壁の漆喰は色あせた薄紫。
最初入った入り口は裏口だったのか、パパとレナだけで先に行ったがすぐに戻ってきた。
「変な臭いがするー」とレナが後込みしている。
何か漢方か薬草の臭いだったらしい。
「正面玄関から入れば大丈夫だよ」とパパが手招きした。
恐る恐る正面の入り口を潜ると、中は最初、レストランではなく道の駅か農産物直売所かと思われるような作りだった。
まず島バナナとドラゴンフルーツがごろごろと並べられて売っている。大宜見村産のスナックパインが小さめながら150円と激安。
レジの前にはマンゴーや手作り総菜。瓶詰め加工品や乾物、さーたーあんだぎーなども並んでいる。
その奥にようやくレストラン部分が見えていた。
テーブル席と座敷席があり、時間が早いせいか客はみな地元の人のようだった。
レストランというより・・・産地直売所? 意外と近くの有名観光直売所「道の駅 許田」よりも面白い土産物が手に入ったりして