海とビーチと
*子連れ沖縄旅行記*
何度か交替で、シュノーケルした。
沖へ向けて泳いでいるつもりでも、マスク越しに海中を眺めながら進んでいると、いつの間にかUターンして、浜に向けて泳いでいることもしばしば。
ロープの近くまで行かないと珊瑚はないので砂地の間はとにかく無我夢中で進むしかない。
しまった、また浜辺の方に戻っちゃったぞと思って、水上の景色を確認してからもう一度マスクを海に沈めると・・・。
「あっ、ニモ」
何もないと思っていた海底に小さなイソギンチャクとクマノミを見つけた。
「カナーっ、レナーっ、ニモ見つけたよー」
去年のグリーンフラッシュビーチと同じでやっぱりカクレクマノミじゃなくてただのクマノミだったけど、ちっちゃくて可愛い。
子どもたちが泳いで来るまでに少し流されて、一度は見失ってしまったが、えーとビーチのはずれのパラソル二つの間ぐらいだったと思いながら探していると、「ホントだっ」今度はカナが先に見つけた。
パパが潜って写真を撮ってきた。
「ニモ、可愛いねぇ」
「ちっちゃいねぇ」
イソギンチャクあるところ、クマノミあり、だ。
可愛いクマノミ。近くで泳いでいたカップルに教えて上げたら「クマノミってホントにこんなところにいるんだー」と吃驚してくれた
目が慣れてくると波打ち際にも魚がいることが判ってくる。
小さな白い魚で、水底に影が動くのでそれと判る。魚自体は砂地の保護色なのでただ見ていても見つからない。
またこれの大きいのも時々泳いでくる。
そんなのがすぐ足下にやってくるので子どもたちは飽きない。
カナはカメラを手に追い回したが、防水ケースのシャッターは重いので巧く撮影はできなかったようだ。