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海とビーチと
*子連れ沖縄旅行記*

3.ゴーヤーパーク






 曲がり角はすぐに判った。
 今までの道が海の見えるドライブコースだったとすれば、この道の先は山と森だ。
 道は綺麗だが、民家は点々とあるのみ。
 最初の信号で左折。さらに次の信号を越えたところで左に入る。なんのことはない、ぐるっと廻って元の方角に戻ろうとしているだけだ。一本、道を入り損ねただけで、大回りになってしまった。
 「あっ、ちょうどコース上にゴーヤーパークっていうテーマパークがあるけど見てみる?」
 「ゴーヤーパーク?」
 「入場無料だよ」
 「じゃあ行ってみよう」



ゴーヤーパーク遠景・・・と、もうちょっと近づいて
ここは入場無料が嬉しい



 ゴーヤーパークの駐車場はがらがらだった。
 というか、停まっているのもみんな従業員の車かもしれない。
 ここはガイドブックなどではテーマパークに分類されているが、実態はゴーヤーの水耕栽培ハウス見学とゴーヤー商品の展示販売というところ。
 見学所要時間は30分も見ておけば十分かもしれない。
 公開目的も入場料の徴収による運営ではなく、ゴーヤーへの理解を深めてもらい、当社のゴーヤー製品を買ってもらおうというものだからこれでいいのだろう。
 ガラス張りのハウスの前にはお約束の顔出しボード。
 中に入るとまるで葡萄狩りの葡萄の蔓のように上からゴーヤーの蔓が垂れ下がっている。
 面白いのは水耕栽培なのでみんな宙づりになっていること。
 各ゴーヤーの株の根元には長テーブルのようなものが置かれていて、機械仕掛けで水が流されている。





水耕栽培のゴーヤー農場は自由見学。珍しい白ゴーヤー(台湾産)もある




3-4ゴーヤー茶って苦くないへ続く


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