1.台風予想
本州は既に大陸に去ってしまった台風からの湿った空気が流れ込み、梅雨明け前の梅雨前線停滞に伴い、記録的な豪雨が降り続いていたが、沖縄では台風が去った後の一週間はずっと晴れの予報だった。
さすが我が家の晴れ娘たち。
それでも不安材料がひとつ。
昨夜のニュースは新たな台風の発生を伝えていた。
今年の沖縄は台風の当たり年になりそうだと聞いている。
南の海で生まれたばかりの台風5号は、予想進路通りに進めば来週にも沖縄本島直撃だ。
毎年家族で沖縄に遊びに行くパパの同僚Aさんは、5日も夏の沖縄に滞在するとだいたい一つは台風がやってくると嘆いていた。
実際に、去年の旅行でAさん一家は石垣島で台風の直撃を受け、飛行機が飛ばず予定通り帰れない事態に陥った。
今年の私たちの日程は10日間。
果たして最後まで台風から逃げ切ることができるのか。
三日目 2006年7月18日(火) |
「今後の天候がどう変わるか判らないから、晴れているうちに水納島に行こう」とパパ。
水納島は去年行って、あまりの海の透明度に驚いた。
「昨日は海も濁っていたけど、二日もすれば濁りも収まるだろう。明日、水納島に渡るって言う計画でどう?」
「いいんじゃない」
「ビーチは体力を使うから一日おきにしよう。今日は本部半島をドライブしてみようか」
「そしたら・・・羽地内海を一望する嵐山展望台と、今帰仁城跡、備瀬のフクギ並木・・・」
「子どもたちの遊べそうなところはある?」
「海洋博公園に寄ろう。美ら海水族館とイルカのオキちゃん劇場は去年行ったけど、他にもちびっこ砦という遊具コーナーもあるしジュゴンやウミガメも無料で見られるはず。・・・パパの行きたいところはある?」
「滞在中にオリオンビール工場に行きたいな」
「じゃ、今日行く?」
「余裕があったらでいいよ」