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海とビーチと
*子連れ沖縄旅行記*

7.グリーンフラッシュビーチのブルーシースター






 早速シュノーケルをくわえて海に入ると・・・
 確かに透明度が悪い。
 去年来たときは瀬底島あたりと比較してもさほど遜色無いと思えたグリーンフラッシュビーチだが、細かい濁りが一面に漂っていて見通しが悪い。
 ついでにあのときより深い。
 潮の満ち引きの関係なんだろう、あのときは子どもの膝ぐらいからソフトコーラルがうようよあって、遊泳区域の奥でも大人の足がつくくらいだった。
 今回はソフトコーラルまで遠いし、全然足がつかないじゃないか。
 底まで距離があるということは、濁っていることも合わせて、魚を見つけたり写真に撮ったりするのが難しいってことだ。
 去年クマノミがいた辺りを探してみたが、目印になっていたポールも台風で流されたのか、全然場所が判らなくなっていた。もうクマノミ一家も引っ越したのかもしれない。
 それでもしばらく漂っていると、だんだん目が慣れるのか少しずつ魚の姿が目に付くようになってくる。
 派手な魚はいないが、黒いの、しましまの、蛍光ブルーの・・・あっ、レナが去年つつかれたムラサメモンガラもいる。


人も少なく、まるで貸切ビーチのよう



 浜に戻るとパパが中年の女性と話をしていた。
 「この方ね、水族館の写真を撮りに来たんだって」
 確かにビーチでは少し浮いているスタイルだった。水着ではなく普通のシャツとズボン、特に紫外線対策に長袖の白いシャツを羽織っている。大きな帽子と、何よりサンダルやマリンシューズではなく普通の靴を履いているのが目立つ。そして首から下げた大きな一眼レフカメラ。
 大きなカメラを提げた男性は観光地でよく見るけれど、年輩の女性一人というのは珍しい。
 「三重から来たんですよ。全国の水族館を撮り歩いているんです。友人と一緒に来たんだけど、今日は別行動」
 「じゃあ美ら海水族館とか行かれたんですね」
 「昨日は水納島にも行きましたねぇ」
 水納島は我が家もお気に入りだ。去年行って感動して、今年もまた行くつもりでいる。
 「水納島、綺麗だったでしょう!!」
 「そうですねぇ・・・でも人が多すぎて」
 あっ、そうか、あそこは朝一番の船で行かないと感動は半減しちゃうんだった。
 他の観光客が来る前にビーチに一番乗りすれば、海とビーチのあまりの綺麗さに感激して言葉も出ないくらいだけど、二便、三便と船が新たな客を運んでくる度に、もうビーチは他人のパラソルだらけになるんだった。
 彼女はしばらく日陰で涼んだ後、精力的にビーチを撮影してまわった。
 パパが海の底から拾ってきたアオヒトデにうちの子どもたちが喜んでいる姿もカメラに収めていた。




子どもたちはアオヒトデが大好き。その名の通り青い海星(ヒトデ)、英語でもそのまんまBlue Sea Star




2-8ジューシーのおにぎりへ続く


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