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海とビーチと
*子連れ沖縄旅行記*

6.漬物屋、大サービス






 次に足を止めたのは漬け物屋。
 早速どうぞ~と島らっきょうを渡される。子どもたちが食べようとしないのを見て、次は海ぶどう。
 海ぶどう大好きなレナは大喜び。でもカナはやっぱり受け取ろうとしない。
 パパは島らっきょうを買った。
 すると
 「お弁当とか作るかしら?」
 「?」
 「お弁当作るなら入れておくわね」
 何か黒っぽい佃煮のようなものを包んでくれる。
 さらに「お子さんは試食しなかったから」と黒糖の加工品らしい菓子を袋に入れてくれた。
 ひとつ買っただけで、中身が三つ。
 観光客はリピーターにもならないだろうに、おばちゃん、サービス良すぎだよ。商売にならないんじゃない?
 このお店の名前は「たまき漬物店」。
(せめてもの宣伝に)

 あと粟國の塩というのを買った。
 釜炊きと天日干しとあって値段が違うのだが、安い釜炊きの方にした。
 まだこれから観光して名護へ向かうので、生ものは買えない。必要になったら名護の公設市場へ買い出しに行けばいいやと思っている。


たまき漬物店の奥さん、はっきり言ってサービスしすぎです



 牧志公設市場の二階は食堂になっている。
 二階へ上がるエスカレーターの周囲にぐるりと数軒の食事処がある。
 どこも屋台のように庶民的な感じで、特にエスカレーターを降りたところにある店は座る場所もないくらい繁盛していた。
 ここで注文するだけでなく、公設市場の魚屋などで買った魚も調理料を払って食べることもできるようだ。
 とても面白そうだったが、残念なことにお腹が空いていなかった。
 ちょうどお昼時だけど、飛行機のタイミングなどあって変な時間に朝食を食べたせいかもしれない。
 何となくその気になれなかったので、ここは一回りしただけで後にした。

 車に戻るため、また公設市場の中を突っ切った。
 子どもたちがぶつぶつ言う。
 「お買い物、つまんないよ」
 いつもそうだ。
 ちょっとでも大人の買い物や観光に付き合わせると、すぐにブーイング。
 あなたたちの楽しみにも付き合っているんだから、いやいやあなた達の楽しみがほとんどなんだから、たまには大人にも付き合えと言うのだけど、まったく聞かない。すぐに「疲れた」「歩きたくない」。そのあげくに姉妹で喧嘩を始める。いつもこのパターン。
 「もうこれで終わりだから」
 果物とかも見たかったが、それどころではない。
 子どもたちがぶつぶつ言うとこっちだってちっとも楽しくないじゃないか。
 それにしてもアーケードを出ると暑い。

 次の観光は首里城を予定していた。
 だけど、この子どもたちの様子を見ると、果たして城跡観光なんて付き合ってくれるだろうか。
 ・・・やっぱり無理か。
 とにかく行かれるだけ行ってみよう。




■左 牧志公設市場のエレベータを上がって二階に行くと食堂街  ■右 こんな風に賑わっている。一階で買った食材も調理してくれるよ




1-7首里城へ続く


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