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海とビーチと
*子連れ沖縄旅行記*

6.泡盛まさひろギャラリー










 大々的に工場見学を受け入れているだけあって、見学者専用駐車場も備えてある。
 クーラーのひんやり効いたギャラリーに入ると巨大な瓶がいくつも並んでいるのが見える。古酒(クース)を作っている瓶だ。
 早速受付を済ませ、工場見学が始まった。
 相変わらず娘たちはたまごっちの方しか見ていない。
 「これが泡盛の材料です」
 示されたケースの中にはタイ米が入っていた。
 実は知らなかった。
 泡盛というのは日本酒同様、米から作られているとは。
 米の種類は違えど、米は米。
 日本酒は醸造酒だが、泡盛は蒸留酒。
 今はタイから米を輸入して泡盛は作られているという。
 タイ米に黒麹菌を入れて発酵させるのだ。
 ちなみに泡盛の名前の由来は、蒸留後の泡盛を茶碗に移してその泡立ちでアルコール度数を測ったからというのが有力な説だ。
 沖縄では酒と言えば泡盛なので、19世紀までは単に「酒(さき)」とだけ呼ばれていたそうだ。
 ギャラリーには座間味宗徳と言う人がおよそ30年かけて集めた貴重な泡盛のビンがコレクションされている。



■左上 泡盛まさひろの貯蔵タンク  ■右上 古酒を作るために製造年ごとに保存してある瓶
■左下 試飲用の泡盛のビン  ■右下 記念撮影用の大瓶と一緒に・・・こら、写真撮るときぐらいたまごっちはやめなさい



 工場の瓶詰め作業も窓から見学することができる。
 オリオンビール工場と違ってこちらは撮影禁止だ。
 そして一通り見学が終わると最後が試飲。
 アルコールを飲めない人やドライバーのために、もろみ酢の試飲もさせてくれる。
 酸っぱいのが苦手な私はマイルドですよという言葉に勧められ一口ほど飲んでみたが、やっぱり駄目だった。
 子どもたちも飲もうとはしなかったが、つまみに置いてある黒糖をレナは美味しい美味しいと食べていた。

 泡盛まさひろというのは、実は私が初めて沖縄に来たとき、パパへのお土産に買って帰ったものだった。
 当時はまだ結婚していなかった。
 そして我が家には今もあのときのビンが眠っているはずだ。
 「もしかしていい感じの古酒になっているんじゃ・・・」とパパ。
 それは帰ってからのお楽しみだね。
 いろいろ試飲してみて、今回のお土産にはまさひろゴールドを買って帰ることにした。またこれもしばらく置いて古酒にするという手もある。




特別に撮影させてもらった非売品「古酒 俺もまさひろだ。」
何を隠そう比嘉酒造では工場見学に来た「まさひろ」さんにもれなくこのフルボトルをプレゼント(免許証等、本名を証明するものが必要)。
さあ、全国のまさひろさん、比嘉酒造に行くしかないね!!




10-7旅はもう終わりに近いへ続く


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