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美ら国訪ねて
*子連れ沖縄旅行記*

14.ネオパーク・オキナワ



 「パパ起きて。時間だよ」
 「えっ、今何時?」
 「4時ちょうど」
 そんなに寝てしまったとは思わなかったようだ。パパは急いで起きあがり、支度を整えた。
 「カナ、レナ、動物園に行くよ」


うわぁお、真っ青な空。何でさっき許田に行ったときはあんなに曇天だったんだ? このあたりの道ばたでは、このビックアイスのパラソルをよく見る。だいたい学生らしいお姉さんが店番している。


 ネオパーク・オキナワは、名護のメインストリート、海沿いの道を21世紀ビーチの前で山側へ曲がって少し行った辺りにある。
 この道は初めてだった。
 マンションのある東江(あがりえ、沖縄では東は太陽が上がるから「アガリ」と読む)には、警察署や消防署が、21世紀の森公園近くには市役所があるから、海沿いの道は旧市街、そして山側へ曲がった先は大型ショッピングセンターなど並び、新市街地といった雰囲気だ。
 お祭りが開催されると言っても、ネオパークはとりたてて混雑した様子も無い。
 駐車場も余裕で停められた。
 入り口には張りぼて?の大岩。
 西部劇のテーマパークにでも入るみたいだ。
 受付で入場料を払い、中に一歩足を踏み入れると、「ここ、来たことあるね」とパパ。
 言われてみると、目の前のフラミンゴが遊ぶ大きな池に見覚えがある。
 ということは、カヌチャに泊まったときにドライブで来たんだ。
 海洋博公園のイルカショーのことははっきり覚えていたのにネオパークのことはすっかり忘れていた。
 そうは言ってもレナにとっては初めてだし、カナだってもちろん何も覚えていないはず。


西部劇のセットみたいな名護自然動植物公園(ネオパーク・オキナワ)の入り口 入り口のシーサーと一緒に
下は入って直ぐ正面のフラミンゴの池




6-15.クジャク親子へ続く


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