8.ロリキート・フィーディング
カナは怯えて一歩下がっているが、レナは興味津々。
わき目もふらずネクターを飲んでいるロリキートに触りたくて仕方ない。
そーっと手を出そうとするが、大人しいロリキートも食事中に撫でられたくなんかない、キッと振り向き威嚇する。
ロリキートがまたネクターを飲み始めると、また手を出す。そしてまた威嚇される。
何度も繰り返しているうち、ロリキートはレナがちょっと手を動かしただけでさっと振り返るようになった。
その様子は、「食事中なのに邪魔しないで!」と意思表示しているみたいで可笑しかった。
インコのいるケージから出るとき、背中にプラスチックの黄色いチェーンが当たった。
見上げると上から何本も垂れ下がっている。
パパが、ロリキートを背中や肩に乗せたまま客が出ないようについているんだろうと言う。
なるほど、富士国際花園でも出口に「背中や肩にロリキートは乗っていませんか?」と言った注意書きの張り紙があった。
まさか気が付かない客がいるとも思えないけど、結構いるんだろうか。