5.午後のビーチコーミング
食後も海に入っていいよと子供たちに伝えたのだが、もう十分泳いで気が済んだらしく、午後は貝拾いをすることにした。
子供たちが泳いでいる間、パパはビーチを隅から隅まで歩いて、かなり大きなイモガイやタカラガイを拾っていたので、子供たちも負けずと大物を捜すことにした。
21世紀の森ビーチは程良く綺麗な貝が落ちている。
これがあまりにも砂浜がさらさらだと、逆に全て粉々になっていて、なかなか完璧な貝殻は見つからなかったりするのだ。
カナは一人でもくもくと波打ち際を探している。
レナとスティンガーネットで囲われている外側の、ビーチの端まで歩いてみることにした。
たまに打ち上げられたハブクラゲに刺されることもあるようで、ビーチではしきりとネットに近寄らないよう放送を入れているが、あまり波打ち際に近寄らないようにすればネットの外でも大丈夫だろう。
ビーチの外れの岩場まで来ると、まるで白い骨が一面に散乱しているような荒涼とした場所があった。
骨に見えるのは波に洗われた珊瑚のかけらだ。
今は水から離れているが、満潮時にはここまで波が来るのだろう。
大物があるかと思って探してみた。
おお、あるある。
大きなイモガイを見つけた。
それから鋼色のキンチャクガイも。
帽子を被っていても熱射病で倒れそうになってきた。
このビーチは近いのでまた遊びに来られる。
今日はここまでにして戻ることにした。