子供と一緒に夏休み
**福島でLet's体験旅行**
展望台は駐車場からも見えていたあれだ。
エレベータも展望室も床以外ガラス張りなので空中に浮いているようだ。
おまけに設置してある双眼鏡も無料で使える。
遠くを見ればいいのにカナが喜んで見ていたのは何故か駐車場に停めてある自分のうちの車だった。
アクアマリンふくしまには、この他にも子供の遊べる「ホワイエいろいろ水族館」、「海とあそぶマリンホール」、「BIOBIOかっぱの里」、「JUBJUBひがた」、「PICHIPICHIいそ」などがある。
うちの子どもたちもホワイエとマリンホールで遊んだ。
ホワイエはブロックを積み上げたような遊び場で、マリンホールは滑り台やボールプールのある遊び場だ。どちらも靴をぬいで遊ぶようになっている。
しかもどちらもただの遊び場ではない。ブロックの中に水槽があったり洞窟を模したトンネルの中に水槽があったりしてそれらの中には本物の魚が泳いでいる。子どもたちは遊びながらいろいろな発見ができるようになっている。
おまけにボールプールのボールは鮭の卵をあらわしているって言うんだから面白いじゃない。本当によくできている。
流石にこれだけ歩き回ると足が痛くなってきた。
レナなど車に戻るとき、「もう疲れた~歩けない~」などと言ってしがみついてきた。
でもこれだけ遊べれば大満足。
左上がホワイエいろいろ水族館、残り三枚が海と遊ぶマリンホール。遊具としてよくできているだけでなく、本物の魚の入った水槽があちこちに隠されていて水族館らしい工夫がいっぱい。
帰りに寄る最後の温泉は一応決めていた。
いわき湯本に寄ることも考えたが、何しろ何も事前に調べてこなかったので施設を適当に選ぶとハズレを引く可能性も高い。
かといって、激渋の鉱泉宿などは興味がないとは言わないが、我が家のカラーじゃないだろう。パパが反対するに決まっている。
そこで小名浜港から海岸線を南下して、五浦まで行くことを考えた。
五浦には五浦観光ホテルという海の見える露天風呂で有名な温泉宿がある。
以前、自遊人という雑誌の付録に無料クーポンが付いていて、そのときから気になっていた。もちろん今は期限が切れて、そのクーポンは使えないが。
「でも今から行くとなると、ちょうど4時頃・・・宿泊客がチェックインする時間だから混雑するんじゃないかな」とパパ。
「でもここ、夜の7時まで立ち寄り入浴を受け付けているし、今日は月曜日だからそんなに宿泊客もいないと思うんだけど」
そこで念のため携帯から電話してみた。
呼び出し音がずっと続く。なかなか電話に出てくれない。やはり宿泊客で混んでいるのか。
ようやく男性が電話口に出た。
立ち寄り入浴について聞くと、夜9時まで受け付けていると教えてくれた。
ガイドブックには本館と別館があり、本館の露天風呂は庭園風、別館が海一望と載っていた。果たして日帰りさせてくれるっていうのはどっちなんだろう。
「立ち寄り入浴させてもらえる露天風呂は海が見えますか?」
「ああ、はい、海は見えますが」
なんか歯切れが悪いな。本当のところどっちのお風呂なんだろう。行けば判るだろうか。
だってせっかくだから露天風呂から海が見たいじゃない。昨日は土湯温泉にも土湯峠近くの秘湯にも入れなかったし、今朝は岳温泉の共同浴場にも入れなかったんだから。