子供と一緒に夏休み
**福島でLet's体験旅行**
四季の里というのは福島県公営の公園だ。
中には遊具、じゃぶじゃぶ池、体験施設など子どもの遊べる設備の他、農作物直売所、ハーブ園、アイスクリーム屋にパン屋、レストランなどがある。元々のコンセプトが「農業分野の新しい展開を計るための施設」だというから。
入園料は無料。
これだけ施設が整っていて有り難いことだ。
夏休み最後の日曜日だということで、駐車場は満車に近かった。
ぞろぞろと駐車場に戻って来る人たちは、みんな直売所で買った農産物の袋を下げている。
「ここ、何ができるの? 面白いところ?」とカナ。
うーんそれは自分で判断してもらおうかね。
じゃぶじゃぶ池は流石にお子さま向けだったのでやめた。
ザイルクライミングというネット遊具があるのでそちらへ移動。
カナはもうさんざん沖縄でやったからいいという顔をしたが、レナがやりたいと言うので諦め顔でついていった。
遊具の隣に工芸館という体験施設が建っている。
子どもたちがネット遊具で遊んでいる間、そっと見に行った。
ここではこの日、ガラス風船体験(無料)、ガラスの似顔絵作り体験(無料)、土湯こけしの絵付け体験(1,000円)、トンボ玉アクセサリー作り(700円ぐらいから、使うパーツによっていろいろ)、ガラスのマドラー作り(500円)、ガラス絵付け彫り体験(1,000円から、使うガラス製品によって種類有り)の6種類を受け付けていた。どれも幼稚園児ぐらいから体験可能だと言う。
この中から無料のガラス風船体験と、ガラス絵付け彫り体験を選んでみた。ガラスの似顔絵作り体験も面白そうだったが、これは出来上がった製品を後日取りに来るか、郵送料を払って送ってもらわないといけないというのでやめた。
遊具のところに戻ると、子どもたちはまだ遊んでいたので今度はアイスを買いに行った。
遊具からもよく見える水車小屋がジェラートショップになっている。
農産加工品の手作りアイスはひとつ260円。二種類まで選んでコーンに入れてもらえる。
バニラ、抹茶、チョコレートなどの基本に加えて、もも、ラ・フランス、かぼちゃ、ブルーベリーなどの美味しそうなフレーバーが並ぶ。一番人気は塩味。
そこで塩とラ・フランスを選んだ。
遊具に戻ると子どもたちが目敏くとんでくる。
「ちょうだいちょうだい」
「これ何あじ?」
レナは両方、カナは塩味は一口食べて眉間にしわを寄せ、それからラ・フランスばかりをぺろりと食べてしまった。
美味しいジェラートアイスだった。
「次はどこ行くの?」
「ん? あの建物。ガラス体験ができるんだって」