子供と一緒に夏休み
**福島でLet's体験旅行**
次のゲートが開くと、ここは凄い。
前方を行く車がみんな襲われているぞ。
シマウマ、ラマ、シカ、餌を狙って草食動物たちがわんさと車にたかっている。
私たちの車も例外ではなく、すぐさま取り囲まれた。
後部座席の窓は少ししか開かないので子どもたちを助手席に呼んだ。
助手席の窓を10センチほど開けて餌を差し出すとはぐはぐとよだれを垂らしながらがっついてくる。
「気持ち悪い~」とカナ。
終いには餌を隙間からぽとんぽとん落とし始めた。
もったいないからやめてくれ。一袋千円もしたんだよ。
餌が無くなっても心配なかった。
動物たちは車を見れば餌をくれるものと思って、餌を撒かなくても勝手にすり寄ってくる。餌を買わなくても十分なくらいだ。
キリンもいるが柵の中。
なんだ遠いなと思っていたら、ぐうーっと首を伸ばして目の前まで来た。
ゾウは完全に囲われていてよく見えなかった。
ちょうどどの車も餌を上げ終えた頃、次のゲートがある。
しかもそこは中間ゲートでこの先にまだ草食動物のコーナーが続いている。
何のことはない、ここでまた餌を売るのだ。
いい商売だね。
ここの餌は500円。
入り口で買う餌が高いと思う人はここまで我慢してここで買えば半額で済む。
但しこっちのコーナーにはシマウマはいない。代わりにラクダがいるよ。
私たちはもう餌は買わなかった。
草食動物コーナーの次にベンガルトラのコーナーがあるが、こちらも檻の中。ライオンと違って全然よく見えない。
これでサファリゾーンはおしまいだ。
このサファリパークは猛獣に注意と言うより草食動物に注意という感じだ。
シマウマにたかられるっていう体験はそれなりに貴重かもしれない。
でも車の窓とその周辺は動物たちのかじった跡でべとべとのぐちゃぐちゃになる。