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◆◇長崎旅行記◇◆
小浜温泉湯祭りとハウステンボス

27.フラワーナイトパレードの始まり






 スリラー・ファンタジー・ミュージアムもニュースタッド同様、遊ぶのは明日にして通過するつもりだったが、中央の小さな広場でちょうどミニステージが始まるところだった。
 赤い修道士風の衣装のお兄さんが司会で、ドラキュラと骸骨のキャラクターが登場、ダンスを踊り始めた。
 紹介されたキャラクターたちの名前はそのまんま、ドラキュラくんとガイコツくん。
 レナが「どんだけひねりが無いネーミングなの」とつぶやく。
 キャラクターたちは一所懸命踊っているのだが、いかんせん観客が少なすぎる。
 私たちの他にあと二組ぐらい。逃げるに逃げられないほどの寂れぶり。申し訳なくなるようだ。




見ようによってはかわいいのか?



 ほどほどのところで移動して、さすがにこれだけアトラクションがあるのに一つも入らないとフラストレーションもたまるので、スリラー・ファンタジー・ミュージアムの外れにある最初から考えていた5D MIRACLE TOURに入ることにした。
 実はアトラクション乗り放題と思われがちなとくとくチケットにも例外はいくつかある。
 例えばこの5D MIRACLE TOURは料金600円だが、とくとくチケットを使っても無料にはならず100円引きになるだけだ。
 他にも観覧車やパレスハウステンボス入場料なども同様の割引扱いだ。

 5D MIRACLE TOURは数人並んでいたが、待ち時間もほとんどなくすぐに入れた。
 このアトラクションは液晶モニター156台を立体に配置して、その映像で躍動感を出すというもの。
 最初にチケットを決してなくさないでくださいねと言われて、これにも最後に仕掛けがあるしくみ。
 私はこういう立体映像好きなんだけど、昨今の3D映画でも酔うレナはかなりつらそうだった。
 それに何故か必然性も無く廃墟化した病院の場面になり、怖い話が好きにも関わらず苦手なレナは完全に固まっていた。私もあの場面だけはちょっといらないなぁと思う。原色の植物の場面なんかは映画のアバターを思わせる綺麗さだったけど。

 5D MIRACLE TOURを出たらトイレに行くことにしたが、スリラー・ファンタジー・ミュージアムのトイレはホラートイレとなっていて、ちょっと入りかけただけでレナは「無理ッ!」と飛び出してしまった。
 私も入りたくないや。特に黄昏時のホラートイレなんて。
 入口の装飾だけで引く。どうせ中はガイコツとか死体とか血のりとかあるんじゃなかろうか。
 落ち着いて用なんて足せ無さそう。
 他のトイレに行こう。


左 5Dミラクルツアー 右 ホラートイレの入口


左 さっき見た車。いつに間にかイルミネーションが。 右 通りにも灯りがともりはじめる。



 このころから既に日の落ちたハウステンボス内はだんだん暗くなってきた。
 イルミネーションが綺麗な時間帯だ。
 前述したようにあまりにも園内の観光客が少ないので、美麗なイルミネーションがもったいないような気がしてくる。

 イルミネーションの中を歩いて、スリラー・ファンタジー・ミュージアムから再びニュースタッドに戻ってきた。
 そろそろ夜の7時なので、このニュースタッド中央のマウリッツ広場から夜のパレード、フラワーナイトパレードが出発するはずだ。
 今日はとくとくチケット無しで楽しむのが目的だから、パレードは外せない。

 マウリッツ広場にはまるで氷で作られたような等身大ぐらいの透明なオブジェが沢山飾られていた。
 まもなくパレードが始まるのでマウリッツ広場にお集まりくださいと放送が流され、ぱらぱらと人が集まってくる。といっても、TDRのパレードと比較するとささやかだが。
 やがてバグパイプの演奏とともにヨーロッパの民族衣装を身に付けたダンサーがあらわれ、オブジェの合間を縫ってダンスを始めた。
 ハウステンボスと契約している劇団スイセイミュージカルによるパレードのオープニングらしい。
 クリスタル風オブジェはライトアップしているが、バグパイプ演奏者やダンサーにあたる光源が無いのでシルエットになってしまっている。
 ダンスが終わるとダンサーたちはハウステンボス20周年と書かれたただ一つのフロートの周りに集まって、フロートに乗ったメインダンサーの挨拶があると、パレードはスタートした。

 後から判ったが、どうやらこのパレードは、最初はフロート一つだが、経由地で徐々にフロートの数を増やしていき、終点であるビネンスタッドのアレキサンダー広場に到着する時点で全部揃うと言う趣向らしい。
 また、TDRでのパレード鑑賞と言えば、2時間前からシートを広げて場所取りし、目の前を通過するのを眺めるというものであって、パレード本体の後をついて歩くというのは、もちろん全体は見えないし混雑で厳しいしで無茶に近いが、ここではパレードと言うのは一緒に移動しながら鑑賞するもの・・・らしい。後で判ったのだが。

 つまりこの時点で私たちが思ったのは、「えっ、フロート一台でおしまい!?」という誤解に基づいたものだった。


フラワーナイトパレードの始まり・・・えっ、フロートは一台っきり?

後から判った。移動するごとに新しいフロートが合流していき、最後はもっと大きなパレードになるんだった。




3-28ハウステンボスのイルミネーションとピザの店ピノキオへ続く


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