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◆◇長崎旅行記◇◆
小浜温泉湯祭りとハウステンボス

26.鐘の音を聞きながら






 出口の建物がお土産ショップになっているのは観光地ではお約束。
 グラバー園も例にもれず、長崎伝統芸能館という名前で、長崎くんちの山車や映像を展示している。
 グラバー園を出たのは夕方5時半。
 出島もだけど、グラバー園も予想していたよりずっと時間が掛ってしまった。




グラバー園出口近くの桜。背景は長崎港。



 グラバー園を出てからも坂道は続く。
 道の左側には土産物屋が点々と並ぶ。
 一軒の店の前でレナが立ち止まった。
 「ママ、あの店・・・」
 石ころ館長崎という店だった。
 「入ってみていい?」
 目がまんまるになってきらきら輝いている。
 そうだった。レナは天然石好きなのだ。
 以前、小学校の修学旅行の土産に既定の2千円を持たせたら、旅館の売店の隅に店を開いていた天然石売りのおじさんに一つ200円でいいよと言われてその全部を費やしてきた娘だ。
 お菓子とか観光地の名前入りグッズを取り交ぜて買う子供たちの中で、潔く天然石10個を土産に選ぶ、それがレナだった。
 「レナ、こういうの好きなんだよ」と本人うっとり。
 店内で悩みに悩んでカナと二人でキャッツアイのアクセサリーをそれぞれ選んだ。
 この時点で時刻は6時。
 日が長いのでまだまだ明るいが、グラバー園の後に見学しようと思っていた大浦天主堂はまさに閉館時刻だった。
 仕方なく外観だけを撮影して後にする。

 荘厳な鐘の音が響いてきた。
 鐘の音を聞きながら石畳の坂道を下る。


天然石の石ころ館




2-27季節外れの桃カステラへ続く


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