4.灼熱海岸、足裏限界
海の家の使用料は大人一人1,000円、小学生600円、幼児300円、駐車場代600円となっている。
有料シャワー、トイレ、休憩室のテーブル一つが自由に使えて、浮き輪などはサービスで膨らませてくれる。
浮き輪やビーチパラソルのレンタルもある。
早速ビーチへ出てみよう。
なんだ、今朝は雲が多いと思ったけど、日本海は快晴だ。
砂の上を裸足で歩き始めた子供たちが悲鳴をあげる。
「あつーい」
「あつーい」
笑えないほど熱ーい。
足裏限界。
火傷するー。
カナはリタイヤ。
焼けた砂の上に持っていた浮き輪をしいてその上に座り込んだ。
レナはパパに抱きかかえられてとりあえず波打ち際へ退避。
ママはというと、人様のレジャーシートの上を小島のように渡りながら進む。
サ、サンダルはいて砂浜に降りるんだった・・・。
後悔先に立たず。
水色の空の下に青い海が広がっていた。
砂浜は一面、色とりどりのパラソルの花。
海に近いあたりに椅子とパラソルを広げた。
そしてサンダルを取りに海の家まで戻ったりしていたら、すっかりはしゃいだ娘たちは浮き輪につかまってテトラポットのある沖の方へと泳いで行くところだった。