◆◇桜の古都巡り◇◆
京都観光旅行記
イノダコーヒ本店は碁盤の目でいうと横ラインの三条通と縦ラインの堺町通りから近い場所にあるのだが、三条はバスが走っていないので、もう少し北の御池通りに出て、縦ラインの堺町通りに近い堺町御池バス停で降りるのが一番近いと考えた。
御池通りは地下を地下鉄東西線が通り、途中京都市役所などもあるので大きな通りだが、鴨川沿いの川端御池から烏丸線の烏丸御池の間に点在するいくつかのバス停は、御池通りを通るすべての市バスが停まるわけでは無く、一部のバスだけが停まるようだ。
市内に入ったバスの中からは三条のアーケードの入口が見えて、それから本能寺の入口も見えた。
本能寺と言えば明智光秀の裏切りで織田信長が自刃し炎上したことで誰もが知る有名寺院。
しかしその時点で炎上してしまったことでわかるように、今ある本能寺は移転して再建されたものだ。
ビルとビルの隙間の本能寺の入り口、狭っ。 隣に本能寺文化会館なんて建物もあるし。
堺町御池バス停で降りると、パラパラっとまばらながら少し強い雨が降ってきた。
急いでバス停前のコンビニの軒下に避難する。
それから地図を出して念のため現在位置とイノダコーヒの店の位置を確認する・・・と、地図を広げている私たちを見て、やはり軒下で雨宿りをしていたサラリーマンの男性が「なんや何処探してるの?」と聞いてきた。
「イノダコーヒに行きたいんです、堺町通りの」
「堺町、堺町、えーとえーと、あっ、ここや、ここやないか」
何だか真剣に悩んだかと思うと自分で突っ込みを入れちゃうところが関西っぽい。
そして初日の夜の二条城帰りの時と同様、旅行者にとても親切にしてくれるところがとても嬉しい!!
ありがとうございますとお礼を言ってぺこりとお辞儀。
傘を差すか差さないか迷ったが、結局差さないで先を急いだ。