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◆◇桜の古都巡り◇◆
京都観光旅行記

20.鏡容池の辨天島











 後はそのまま反時計回りに鏡容池の周りを一周して出口の山門に戻る。
 ちょうど池の西側の桜苑の花はその多くが満開。
 また池端に出れば対岸の桜が重なり合うように咲き誇る。
 空が薄曇りなのが残念だが、それはそれは素晴らしい景観。





 最後に鏡容池のほぼ中央に浮かぶ辨天島が気になったので出口を行き過ぎて橋を渡ってみた。
 島に祀られているのは弁財天。
 ここもまた仏教の寺でありながら島には朱塗りの鳥居。
 弁財天は出自をヒンドゥー教のサラスヴァティーと言い芸術を司る女神様だ。
 芸術の他、学問、財力、水に関わる力を持っているとされる。
 七福神の宝船に乗る紅一点としても知られているが、仏教と神道とヒンドゥー教の全てに関わり合いのある神様とも言える。





 さて、次の行先は海外においてさえあまりにも有名な観光名所、金閣寺を予定しているのだが、龍安寺から歩くとなると、地図で仁和寺から龍安寺までの距離の倍ぐらいか、徒歩では微妙な遠さだ。
 幸い先ほど龍安寺に入る前にバス停を見た。
 おそらく龍安寺と金閣寺を結ぶバスが走っているだろう。
 一応行先が金閣寺方面であることを確認して、あとは深く考えずにバス停に並んだ。市バスの一日乗車券を持っているというのも大きかったと思う。
 バスは7、8分ほどでやってきて、少し混んでいたが金閣寺まではすぐだった。

1-21金閣寺リーフレットのハングル文字へ続く


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