子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > 桜の古都巡り*京都観光旅行記 > 1-17龍安寺の池と朧桜

◆◇桜の古都巡り◇◆
京都観光旅行記

17.龍安寺の池と朧桜











 龍安寺は臨済宗妙心寺派の名刹。ちなみに大本山の妙心寺は先ほど市バスで線路を渡った時の妙心寺駅手前にある広大な敷地の寺院だが、観光地としては龍安寺の方がずっと名が知られている。
 龍安寺の建物は元々公家の左大臣 徳大寺実能が別荘として建てたものを室町時代に管領 細川勝元が寺地としたものだが、当時都で絶大な権力を誇った細川・山名両家による足利将軍家の跡目争いから、11年に渡り戦乱が続き京の町を焼け野原とした応仁の乱でいったん焼失してしまう。
 細川勝元が建立し、その細川勝元が東軍大将となって起こした戦乱で早々に焼かれてしまったとはなかなか皮肉な運命をたどっている。


今回の旅で印象が深かったもののひとつが龍安寺の霞むような朧な桜



 拝観料を払って山門をくぐると、まず大きな池が目に入る。
 鏡容池と呼ばれるこの池は徳大寺家別荘当時からある池で、薄曇りの空の下、池の対岸の満開の桜がにじむ水彩画のように池に映りこんでいて目を見張った。
 桜、雪柳、蓮・・・龍安寺は枯れた庭だけじゃなくて活きた庭も凄い。






1-18石庭に何思うへ続く


桜の古都巡り*京都観光旅行記 目次 | 子連れ温泉ガイド地熱愛好会HOME