キッザニアXキッザニア > キッザニア高校生向けプログラム「語ろう塾 〜高校生のための生きる力の学び場〜」
キッザニアの高校生向けプログラム「語ろう塾」。
第4回から第6回である最終回までまとめてレポートします。
全6回のうち、娘はなんだかんだで第2回を除いて5回分出席することができました(当初の予定では最終回も欠席でしたが、何とか出席が可能となりました。良かった良かった)。
内容は第1回、2回、5回がKCJ Group有楽町オフィスでのスタンダードな語り合い(討論会?)、第3回がオークビレッジ柏の葉での体験実習、第4回がゲストを招いてのトーク、第6回最終回が豊洲のキッザニア東京での発表会及び修了式となっていました。
語ろう塾第一期のメンバーは午前組5名、午後組5名の計10名で、スタンダードな討論会は別々に開催されましたが、第3回、第4回、最終回は合同で行われました。
前夜に2020年東京オリンピック開催が決定した記念すべきこの日の第4回は、ゲストスピーカーをお呼びして大人の話を聞いてみようという趣旨。
ゲストに呼ばれたのはこの方
北川拓也氏
1985年生まれ、28歳。灘中学・高等学校出身
ハーバード大学で、数学・物理学科を専攻
現在は、楽天株式会社の最年少執行役員
なお、この回は事前に以下の宿題を出された。
〈1〉「来週一週間で楽しみにしていることをかけるだけ書いてください。」
〈2〉「来年一年間で楽しみにしていることをかけるだけ書いてください。」
〈3〉「これから10年でたのしみにしていることをかけるだけかいてください」
〈4〉「上げていただいたことがあなたが今思いつく、最高の人生かもしれません。
これらの将来を考えたとき、
本当に今のままで最高に幸せな人生が送れるか、考えてみてください。
今のままでいい、というかたも、
今のままではいやだ、もっと楽しい人生があるはず、という方も、
その理由を端的に書いてください。」
娘は「そんなの無いよ」とのた打ち回ったが、ぎりぎりに何とか提出した。といっても「できるだけ」と書いてあるのに、どれも一つぐらいしか書けなかったようだが。
北川拓也さんのお話を聞いて、その後は質問コーナー。
留学したいがどうしたらいいのかと言ったメンバーの質問に丁寧に答えてくれたよう・・・だが、やはり能力の高い人の回答は、視点が違うのかもしれない・・・と、娘に聞いた範囲で思ってしまった。
しかしながら将来を考えるうえでも良い刺激になったことと思う。
この日はまたスタンダードな語ろう塾形式の日だったが、あいにくと娘は学校の部活の関係で1時間以上の遅れての参加となった。
午前の部のメンバーは他に二人しか参加しておらず、おそらく全6回を通して最も参加者の少ない回だったのではないだろうか。
高校生はみんな忙しい。
テーマは将来の希望とか、どうなっていくかという内容だったようだ。
個人ではなく、国とか社会といった範囲での。
最後に全員に「日本が好きですか?」という質問があったらしい。
午前の部のメンバーは「好き」という回答だったと聞く。
いよいよ次回、一週間後が最終回。
最終回がやってきた。
場所はキッザニア東京の会議室。
子供たちの集合時間は2時半。
見学希望の保護者の集合時間は2時50分。
午前午後合同だが欠席1名で計9名の参加となった。
保護者の見学者は私を含めて3家族。
その他、語ろう塾事務局の他、キッザニア内等の見学者が数名。途中から住谷社長も入った。
今回も半分ずつに分かれて討論したが、今回に限りいつものグループではなく新たに分けなおされた。
娘の入ったBグループ。何故かBグループは選んだ飲み物が全員綾鷹で(チーム綾鷹?)、Aグループはバラバラだったらしい。
討論のテーマは前半は「消費税増税」、後半は「日本の英語教育」。
語り合いが終わると修了式。
全員が45秒という時間をもらい、感想を述べた。
経済、外交、教育、農業、社会保障、環境などと言った硬い話題は日ごろ友達と真面目に話したりはしない。しかしこの語ろう塾というプログラムで同年代の高校生と真剣に話し合いができたということに大きな価値があったという内容が多かった。
・・・ああ、まあ消極的なうちの娘はまず「話ができた」という段階どまりかもしれないが、それでも本人には大きな収穫だ。
保護者として今回の最終回を見学させてもらって思ったのは、みんな凄く勉強しているなぁということ。
たぶん語ろう塾が始まった時から必ずしもそうした硬い話題について行かれたわけではなく、全6回を通して興味を持ち、また耳に入ってくるニュースなどをひとつひとつ考えて自分の意見につなげていくようになっていったのではないかと。
今、身近で、世界で、何が起きているのかを知ること。関心・興味を持つこと。知識を増やすこと。
そのことに対し、自分がどう思うか。どういう影響があるか。どういう行動が取れるか。
自分と違う意見を持つ他の人の考えを知る。理解する。
それに対し、自分が考えていることをまとめ上げて話す。相手に理解してもらう。
話し合う。
新たな意見や、思いもよらなかった発見があることも。
全員の感想が終わってから住谷社長による修了証書の授与。
そして住谷社長のスピーチ。
どんなにメールやSNSが発達しても、顔を突き合わせて話し合うことが大切だと。
これで終わっちゃうのは寂しい。続きの企画をお願いしますとメンバーは口々に社長に懇願。
また何か企画があるといいなぁ。
意気投合したメンバーは、「この続きはトンテキ屋で!」と揃ってららぽーとのフードコートに移動していった。
住谷社長、KCJ Group語ろう塾事務局のみなさま、そして現役高校生のメンバーのみんな、どうもありがとうございました。
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