*04*
12時ちょうどにカナは食品開発センターのパビリオンに入っていった。 レナはまだぐずぐず言っている。 とりあえずお腹が痛いのは治まったようなので、どうすると聞くと仕事を探すと言う。 言うけど真剣には探そうとしない。 近くのデザイン教室を勧めてみると、やりたいけどできないと言う。スーパーバイザーさんに話しかける勇気が無いと言うのだ。どうしようもない。 |
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結局ぐずぐず言い続けているうちに1時間以上が経過してしまった。 カナが食品開発センターの仕事を終えて出てくる。 彼女は事情を聴くと、自分の作った冷凍食品を食べるのは後回しにして、レナを連れてデザイン教室に足を運んでくれた。 さて、デザイン教室ではシール作り、壁画、イーゼル画の三種類の体験ができる。 特にシール作りではハートフルキッザニアイベントとして、期間限定バージョンのシールが作れる。 |
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カナに手を引かれるとレナも大人しく入っていった |
入口の見本のシール。期間限定でひな壇に飛びつくバッチェがあまりに傑作。 |
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ようやくレナの機嫌が治まったので、ホッとした私は2階へ行ってみた。 今日から始まった「キッザニアのキャラクターと写真を撮ろう企画」が気になっていたので。 場所は出版社隣、突き当りのウルバノハウス。 写真撮影の時間は、1部は1時45分から2時5分まで、2部は7時45分から8時5分まで。先着20組限定で、キャラクターと一緒に写真撮影できる。 子供だけでなく大人の参加も可能。 プロカメラマンによる撮影で、写真代は1,000円(出来上がりが気に入らなければ購入しなくてもよい。その場合は料金は掛からない)。焼き増しも可能。 時間がずいぶん半端だなぁというのが最初の印象だった。 開始時間はともかく、終了時間が閉園55分前? その理由は後でわかった。 登場したキャラクターはその後、パレードに参加するために劇場に戻らなくてはならないからだったのだ。 なるほどね。 |
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最初はこの企画、それほど興味はなかった。 だって子供は何かお仕事のユニフォームを着ているわけではないし、キャラクターとの記念撮影ならその辺をキャラクターが歩いているときに捕まえて一緒に写ればいい。そう思うのは私だけではないはずだ。 しかし、そのときふといいことを思いついた。 実は今日せっかく来たのだから、ハートフルキッザニアのメインイベントである1年後のわたしを子供たちに体験させようと思っていた。 しかし、これまでカナとレナが体験したお仕事、及びあと2時間ちょっとで体験するお仕事に、プロカメラマンが撮影してくれるものが含まれる可能性はもう低い。 すると、1年後のわたしに使う写真は、ユニフォームも着ずにただ園内で並んで撮った写真になるだろう。 それじゃつまらないじゃない。 そこでこの企画よ。 ユニフォームを着ていなくても、キッザニアキャラと並んで撮った写真なら、1年後のわたし企画に相応しいんじゃない? |
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日頃は未就学児とその保護者専用のウルバノハウス。 この企画で対象外の人も堂々と入れる? |
というわけで、私は近くにいたスーパーバイザーに、「キッザニアキャラクターと写真を撮ろう」企画で撮影した写真が、1年後のわたし企画に流用できるか早速聞いてみた。 「・・・できないと思います。こちらと、1年後の企画はスポンサーさんがまったく違いますので」 ざんねーん。 せっかくいいアイデアだと思ったのに・・・と、とぼとぼと歩きだした私を見て、スーパーバイザーは「問い合わせてみます」と言ってくれた。 私は出版社前のベンチでたまたまはるかママさん親子を見つけておしゃべりしていると、もう一度スーパーバイザーが戻ってきて「今、問合わせ中なのでもうちょっとお時間をいただけますか?」と丁寧に言ってくれた。 はい、もちろん待ちますよ。 結果は・・・ 「使えるそうです」 やったー! |
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ちなみにこのときのはるかママさんやはるかちゃんとの会話。 「ホームページ更新のプレッシャーとか無いですか?」と、はるかママさん。 いやいや全然無いです。 趣味なんで。 但し、あくまでも個人が趣味でやっているものですから、現状に追いつかないときも思い違いもミスもあります。その辺は(可能な限り手を入れますが)ご容赦ください(笑)。 うちなんかよりずっとベテランのはるかママさん一家だが、はるかちゃんはお仕事そのものよりも仲良しのスーパーバイザーさんと会ったり一緒に仕事をしたりする方が楽しみでキッザニアに来るのだそうだ。 はるかちゃんだけじゃなく、多くのリピーターがそうなんだろう。 ・・・うちの人見知りで消極的で決断力のない姉妹はここに至っても顔見知りのスーパーバイザーさん自体数えるほどなんで、そう言い切れるはるかちゃんがちょっと羨ましい。 |
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で、デザイン教室の様子に戻って・・・。 まだシール作ってる。 レナも笑顔。 後で聞いたらもう全然お腹は痛くないとか。 (げんきんだな) そのうえせっかくハートフルキッザニア限定バージョンの絵柄があるのに、キッザニアと関係ない絵を描いてシールを作っていたらしい。 まあいいや。 好きにしてくれ。 |
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キッザニア東京体験レポ ハートフルキッザニア2009 5へ続く
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