*04*
印刷工房は通常は各パビリオンを紹介するポスターを作るが、期間限定企画のある時は、だいたいいつもと違うテーマのポスターを作らせてくれる。 今回は「うちエコ」 |
さて、印刷工房に空きのあるうちに幼稚園の先生の仕事が終わってくれないかと、はらはらしながら待っていると、逆にあと2人まで並んでいた印刷工房の待つベンチが一斉に空いた。 3人ぐらいを残して、途中でグループが別のパビリオンへ行ってしまったようだ。 もったいないなぁと思っているうちに、ようやく幼稚園の仕事が終わった。 お仕事が終わってお給料をもらって出てくる段階になると、いつも思うことがある。 何でうちの娘たちは、いつもビリなんだろう?? 今まで一緒にキッザニアに遊びにきたyuko_nekoさんちのちび姫ちゃんを見ていても、クラスメートのSちゃんを見ていても、終わったときだいたい先頭で出てきていた。 何でうちの娘たちは、いつもいつも一番最後にお給料をもらって、一番後ろから出てくるんだろう?? とにかく出てきた二人を急いで隣の印刷工房のベンチへいざなった。 |
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カナとレナがベンチに座ると、間髪入れずにもう二人女の子が座って、あっという間にまた、印刷工房の順番待ちは定員まで残り1人となった。 ぎりぎりだ。 ここで二人に聞いてみる。 「何でいつも最後に出てくるの?」 「だって、みんな我も我もと先に行こうとするんだもん」 「で、あなたたちは?」 「・・・後ろに押し戻されちゃう」 うーん、遠慮勝ちすぎるのだろうか。それとも気が弱いから? 「何も他人を押しのけろなんて言わないから、たまにはもうちょっと早く出てきてみてよ。いつも一番最後である必要もないからさ。たまにはね」 |
幼稚園を体験(先生・園児ともに)するともらえる小冊子 |
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印刷工房のユニフォーム、ちょっと変わったよ、と言ってる。ホント? どこが? |
で、どうして二人してフードをかぶるわけ? じゅじゅはるさんちやらいたんさんちと同じタイプ? |
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その後、またまたカナたちの後ろに並んだ女の子たちは、印刷工房をやめて、幼稚園の方へ移動した。 なんか今回の印刷工房は増えたり減ったりだ。 だから5時53分に扉があいて、カナたちが中に入ろうとした時は、まだ3人足りなかった。 スーパーバイザーが呼び込みする。 ちょうど通りかかった家族が足を止めた。 お姉ちゃんはやりたそう。 でも弟くんはまだ小さい。 「あのー、この子でもできますか?」とお母さんが聞き、スーパーバイザーは「3歳のお子さんでもやれますよ」と答えた。 そしてその姉弟が駆け込みで入ったが、結局定員には一人足らず。 足りないまま始まったけれど、直後に三人連れが来てベンチに並んだ。 ああ、もうちょっと早ければ君たちも40分ロスしないですんだのにね。 キッザニアではこういうことが日常茶飯事か。 |
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この頃の他のパビリオンの状況は・・・というと ビジネススクールは定員6人のところ、3人での体験中。 スポーツクラブも半分ぐらい。 病院の待合室は大混雑。 カメラスタジオは待つための椅子が足らず、ちょうど臨時のベンチが増設されたところ(左の画像)。 もったいないなぁと思うのはライヴステージ。 定員14名のところ、2人しか並んでいなくて呼び込みしている。 結局最後は5人集まったようだが、それでも少なすぎ。 気付かない人が多いんだろうな。 どんなに混んでいる日でも定員割れの穴場はあるってこと。ただ、そこに自分のタイミングが合わせられるかどうかはまた別の問題。 |
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6時26分、印刷工房のお仕事が終わった。 ちなみにこのときも二人が出てきたのは一番ビリだった。 「次の仕事、どうする?」 私としては、とりあえずそれほど人気がないお仕事とはいえ、中途半端な入場だったにも関わらず、短い待ち時間で三つこなせたので、後は自由にさせるつもりだった。 「マンガ家、やりたい」 カナは先日テレビ局を体験したときに、新しいマンガが増えたことを知った。 そこで同じ2階の出版社に聞きに行ってみたが、次回の定員ぴったしの人数が待っていて、待ち時間が長そうだ。 出版社は後回しにしよう。 「それじゃあ・・・デザイナー、行ってみる」 新しいマンガと同じくらい気になるところで、リニューアルしたばかりのファッションブティックを見に行くことにした。 さっきまで定員以上に並んでいることが多かったファッションブティックは意外にも誰も並んでいなかった。 誰も並んでいないってことは、たぶん前の回が入ったばかり。待ち時間は30分近くあるかもしれない。 ちょうどファッションブティックの呼び込みをしていたのは、劇場担当のじゅんさんだった。 「こちらはデザイナーのお仕事です。待ち時間は25分ほどでーす」と声を張り上げている。 私は待ち時間が長めだから次回にまわしてもと思ったが、カナとレナはウィンドーを覗き込んで、トルソーに着せたドレスにパーツを付けている様子に強く興味を引きつけられたようで、25分待ってもいいからと並んだ。 二人が並ぶとほぼ同時に他所の姉妹が並び、さらに後から後からと女の子がやってきて、1分と経たずに8人の定員は全て塞がってしまった。 いやぁ、びっくりだ。迅速に決断して良かったのかもしれない。 新しいファッションデザイナーの人気はその後も衰えず、定員いっぱいになっても次々と志望者がやってきて待ち時間を聞いていた。 |
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レナが印刷工房で作ってきたポスター |
こちらはカナの作品 |
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ビルメンテナンスのスポンサーデーのときは、一時的なものかと思ったが、どうやらマジックスタジオの時間割が無くなったもよう(ステージマジックだけは募集時間が決められているが)。 まあこの方が一人でも多く体験できる可能性が高いからね。 カナとレナがファッションデザイナーを待っている時、私はデリカテッセンで二人の食事を買ってきた。 お腹空いたという二人に飲み物だけ飲ませ、「この仕事が終わったら食事にしようね」と話をしていると・・・ 隣に並んでいた姉妹に、親御さんが海苔巻を食べさせているのが目に入った。 「あのう・・・並んでいるときは食事は禁止なんですよ。飲み物は構わないんですが」 えっという顔で、親御さんは私を見た。 そして、「食べちゃいけないんだって」と言って娘の食事を回収した。 あーうー、私もこんなこと言いたくないです。 本当に申し訳ない。 おせっかいおばさんで。 でも食事を我慢させているうちの娘たちの横で食べてもらっても困るし。 いやいやそうじゃなくて、ルールは守らなきゃいけないし、ルールを知らなければ教えてあげるべきなんだろう。 本当はこれは私の役目じゃなくて、キッザニアの役目なんだが。 いやはや、双方ともに形見、狭くなっちゃった。 |
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大混雑故、待つ場所からはみ出して、今日は床に座って待つ子供たちも多い。 人気のハンバーガーショップにて。 |
中途半端な時間にも関わらず、今日はお仕事相談センターもこんなに体験者が多い。 |
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キッザニア東京体験レポ うちエコ・キッザニア5へ続く
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