*06*
ライヴステージのお仕事は、まず歌の練習、ダンスの練習、それから衣装に着替えて本番という流れ。 私はようやく一息ついたので、デリカテッセンで早めの夕食を買って食べた。 中央広場のテーブル席なら、ちょうどライヴステージのモニターも見ながら食事ができる。 ライヴステージの時間割も、時々SMILYとChu-lipを逆にすりゃいいのになと思う。 今回は違うけど、最終回に入る確率の高い我が家では、最終回が毎回SMILYだと、「またか」と思ってしまうから。 |
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ライヴステージは比較的体験時間が長いパビリオンなので、二人が終わって出てきたのは6時50分近く。 そのまま元来た階段を降りると、ちょうど目の前が新聞社で新聞社の向かいがトラベルセンター。 この二つは1階のお仕事パビリオンとしてはいつも空いている。 カナは特集国がタイからニュージーランドに変わったばかりのトラベルセンターに興味があった。 そこでトラベルセンターに並んだ。 トラベルセンターは以前は体験時間が15〜20分と書かれていた時代もあるのだが、最近はまるまる30分と看板に記載されている。 ついでに定員8人だった時代もあるような気がするが、パソコンが1台故障しているからか、このところはずっと7人。 今、トラベルセンターの中をのぞくと、たった一人の子がニュージーランドの説明を聞いている。 カナたちが並ぶとスーパーバイザーが出てきて15分ほどの待ちだと伝えた。 マックス7人入れるところ、1人でまるまる30分使うのは勿体ないようだが、それもまたキッザニアのやり方。 |
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このとき近くの銀行をのぞいきて、さっきとはうって変わってがらがらなのを見て取った私は、二人に「今なら銀行に行くチャンスだ」と教えた。 「えっ、だってもう、トラベルセンターに並んじゃったよ」 「一回、札を返して銀行に行って、また終わったら戻ってきてトラベルセンターに並ばせてもらったらいい。絶対とは言わないけど、まず間に合うし、定員にも入れると思う」 「・・・」 一度は反対したが、カナは考え直した。 そしてレナを誘ってトラベルセンターのスーパーバイザーに札を返した。 |
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銀行で、二人の順番はすぐに来た |
二人が窓口についてすぐ、銀行は再び混み始めた |
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およそ5分ほどで二人は銀行にお金を預けて出てきた。 そしてトラベルセンターに戻り、再び札を受け取った。 そこへ小さなガードマンたちがお仕事に来た。 一番小さいキミ。 お兄ちゃんたちが真面目に仕事をしているのを後目に、まずトラベルセンターの看板をがんがんと叩いた。 レナがプッと吹き出す。 次に巨大地球儀を勝手にぐるぐると勢い良く回した。 レナがくっくっと笑う。 さんざんイタズラをした報いか、いきなりゴンッとヘルメットを落としてしまった。 何の音かとみんな振り返る。 レナはもう笑いをこらえきれなくなっていた。 |
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二人は5分も待つか待たないかでトラベルセンターの仕事を始めることができた。 やっぱり銀行に行ったタイミングがベストだったみたいだ。 トラベルセンターと銀行が近かったことも幸いした。 前半もたついた分、後半で挽回しなくちゃ。 ・・・ったって、もう7時を回った。 閉園まであと2時間。 普通ならそろそろ最後のお仕事まで見越して行動するところ。 |
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ニュージーランドはどこかな? |
オーストラリアの隣だよと言ったらすぐ判った |
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トラベルセンターではこんなちらしを作る。 つまり自分でツアーを組むのだ。 ニュージーランドと言えば・・・うーん、羊? 親子共にオーストラリアには詳しいけどニュージーランドは知らない。 でもカナとレナにとっては羊よりも数日前にイッテQで見た珍獣ハンターイモトのバンジージャンプかもね。 |
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ニュージーランドの風土や観光について学ぶ |
あれ? 写真の組み合わせは姉妹で同じ? |
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結局カナは羊の他、スカイタワー(イモトがバンジージャンプしたところだ)観光なども組み合わせ、スカイタワーホテルに泊まるプランにしていた。 レナは・・・初日、羊と遊ぼう 二日目、ホタルを見よう 最終日、動物と遊ぼう・・・ネイチャー(オンリー)ツアーかいっ!! さて、トラベルセンターを終えてまたもや行く当てのない二人。 「目の前の新聞社だったら待ち時間無しで入れそうだよ」とぼそりと呟いた私にまんまと乗せられて、二人はトラベルセンター向かいの新聞社に向かった。 |
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