*04*
結局ビューティーサロンは店員も客も50分以上の待ち時間だった。 仕方なくそのまま歩いて食べ物関係が並んだ辺りまで来た。 「料理スタジオはどう?」 ちょうど2人しか並んでいない。 料理スタジオの定員は6人だが、テーブルが二つあるので並行して二組が作業できる。 確かレナはウサギとカエルのおはぎに変わってからは体験してないんじゃなかったっけ? あまり自分の気分じゃなかったみたいでむすっとした顔だったが、他に30分未満でできそうなパビリオンが見つからなかったので、レナは料理スタジオに並んだ。 |
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レナが決まったところで、大通りを半周して住宅建築現場まで戻ると、ちょうどカナが仕事を始めるところだった。 ここは客の注文に応じて床や壁やドアの色や模様を決め、実際にそれを組み立てるパビリオン。 非常によく考えられていて面白いところだと思う。 今回の注文は家族団欒できるような「明るい部屋」だった。 みんなで相談し合って色を決め、その後ロールスクリーンの奥にある実際の部屋に決定した色や模様のパネルを貼ったりドアを取り付けたりする。 今まで気づかなかったけど、この隣の部屋も実際の大きさじゃなくて子供サイズなんだね。 作業の時は滑って転ばないように、裸足の子供には靴下をはかせる。 |
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ドアの取付は人気があって、ジャンケンで担当者を決めていた。 ドアの大きさを見ると、サイズが小さいことがよく判る。 部屋が完成したら記念撮影して設計図と共にプリントアウトしてもらい、おしまい。 キッザニア以外ではなかなか体験できない内容だと思うよ。 |
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そうこうしているうちに、レナも料理スタジオに入った。 手を洗ってユニフォームを着て、さあお仕事だ。 ちなみにレナのテーブルは奥。 写真撮りづらいなぁ(今日のカメラ、ズーム効かないし)。 |
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一方、5時43分には四つ目の体験を終えたカナは、キッザニアデパートにやってきた。 パパと約束したスーパーecoレインボー鉛筆を買うために。 |
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デパート内はお客さんよりビジネススクールの調査員が多かった。 だいたい閉園間際は異常に混雑し、入場制限まで出るが、それ以外の時間帯は空いていて気楽にショッピングできる。 ここは円は使えずキッゾのみのデパート。 大人は中に入ることすらできない。 一番安い商品は50キッゾ。 目玉商品のeco鉛筆やそこそこ良い商品は100キッゾぐらいから。 結構頻繁に商品の入れ替えはあるようで、行く度にカナは気になる商品を見つけてくる。 今回は60キッゾの根付けサイズマスコット。 親子のイルカが付いている。 「ねぇこれ、レナに買ってもいいかな?」 結局カナはパパのeco鉛筆とレナのイルカをお買いあげ。 締めて160キッゾなり。 |
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そうしてお買い物を終えて出てきたカナは、どこか空いているところは無いか探して、科学研究所に二人しか並んでいないのを見つけた。 20分待ちと言われ、並ぶことにする。 これでカナの五つ目は決まった。 五つ目というか、デパートショッピングをカウントすれば六つ目だ。 まだ時間は5時48分。 さて、科学研究所からは料理スタジオも近い。 レナはどうしているだろうか。 |
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キッザニア体験レポ 夏の終わりのキッザニア5へ続く
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