*02*
9時57分に飛行機の音と共にキッザニアダンスが始まった。 同じ夏休みでも一週間前に来たときとは違って、2階でも少しダンスをするスーパーバイザーがいる。 また、いつも並んでいる子供にレクチャーして一緒に踊らせることが多いカーエリアと消防署では、今回カーエリアだけ踊らせていた(一週間前は両方踊っていなかった)。 |
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今日からスタートする薬剤師は、以前免許取得前の健康診断に使われていた部屋だが、免許取得に健康診断不要となってからは空き部屋となっていた。 この部屋は2階の病院入り口からのぞくと突き当たり左奥になる。 外からは基本的に中が見えないので、病院外壁に取り付けられたモニターで見ることになる。 モニターはちょっと小さめだけど、病院の雰囲気を壊さないためにはしょうがないかな。 これはまだお仕事が始まる前の無人の薬局。 |
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薬剤師の仕事は、まず白衣に着替えて、定員4人が2人ずつ2組のペアを組む。 カナとレナは姉妹だったので二人でペアを組んだ。 ペアは虫さされと腹痛に別れた。 ちなみに虫に刺されたのは「だいすけくん」で、腹痛は「ようなちゃん」だった。 ようなちゃんというのは、先日レナが赤ちゃんのお世話で担当した赤ちゃんと同じ名前だ。 もしかしたら同一人物なのかも。 カナとレナはだいすけくんの虫さされを担当した。 またそれぞれのペアで外用薬と内服薬に別れた。 虫さされチームはレナが外用薬の軟膏を、カナが内服薬の消炎剤を担当することになった 腹痛チームは吐き気止めや整腸剤を準備したようだ。 お仕事が始まると、それぞれ担当する薬を薬棚から取ってくることになる。 棚には薬と共に説明文や調剤ワークシートが置いてあり、そこには薬の内容や注意事項などの説明文が書かれている。 自分が担当した薬と調剤ワークシートを持ってきて、ひとつずつスーパーバイザー(先輩の薬剤師という設定)に説明する。 例えばレナの軟膏であれば注意書きは「患部を清潔にして使って下さい」。カナの消炎剤の飲み薬であれば「のどが渇くことがあります」など。 |
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腹痛担当の薬の一つは粉薬で、薬を測ってパックするのだが、残念ながらそれはスーパーバイザーの仕事。 これやらせてもらえたら一番面白そうなんだけど、粉を吸い込んだりしたらまずいからかな。 子供薬剤師の報告を聞いて、スーパーバイザーは調剤ワークシートにひとつずつチェックを入れていく。 全てチェックが終わるとはんこを押してもらえる。 はんこの色は外用が青で、内服が赤。 何しろ今日が初めての回だから、この後、いろいろなやり方が変わっていく可能性有り。 部屋の隅にはマスコミなのか見学者が一人入っていて、スーパーバイザーから説明を受けている様子がモニターに時々映っていた。 |
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ところで、ちらっと後ろのスポーツクラブをのぞいてみたら・・・なんと、初回のインストラクターは誰も来なくて始められなかったみたいだ。 もったいないなぁ。 もちろん隣のビジネススクールも定員割れ。 お菓子工場やパン工場の3〜4回先に並ぶより、こっちに来たらいいのになぁ・・・というわけにもいかないか。 |
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その頃、Sちゃんは順調にパン屋さんを体験していた。 これでまず希望していたお仕事の一つはクリア。 でもちょっと待て。 今日のパン工場、いつも以上に混雑しているでしょ? もしかして予定体験時間30分より早く終わるかも。 病院前から建設現場近くの階段を降りて1階に行き、まずSちゃんが次に希望しているインテリアプランナーをチェックしてから、パン工場を見に行くことにした。 インテリアプランナーの待つためのベンチに四人の子供が並んで既にユニフォームを着用して、スーパーバイザーの説明を聞いている。 ということは、まだ2回目は始まっておらず、しかも今の段階では6人の定員が埋まっていないということだ。 よしっ。 と思って、パン工場まで行くと、たまたまSちゃんのお母さんは席を外していて、ちょうどSちゃんがユニフォームをぬいでいるところだった。 時間は4時26分。 思った通り、パン工場が早めに終わったんだ。 しかも幸いなことにお給料をもらったSちゃんは先頭でパン工場を出てきた。 Sちゃんを手招きする。 「急いで急いで!」 ワケも判らず出てきたSちゃんは私の後をついてきた。 インテリアプランナーはまだ4人だった。 スーパーバイザーに入れますかと聞くと、OK。 Sちゃんはお母さんに渡してと、私に今パン工場で受け取ったばかりのパンの入った袋を私に差し出してベンチに並んだ。 |
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キッザニア体験レポ 夏休み混雑のキッザニア2-3へ続く
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