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キッザニア X キッザニア キッザニア東京体験レポート 連続参加の日曜日【2部編】

*02*



お菓子工場の混雑ぶりはおいておいて他のパビリオンもチェックしてみよう。

テレビ局やボトリング工場やベーカリーなどそこそこ人気のあるパビリオンはぼちぼちという感じ。
空いているところはまだ誰も並んでいない。

明らかにさっきまでいた1部よりは全体的な出足が鈍い。

1部に比べると2部は終わりが9時と遅くて小さいお子さんには辛いものがあるし、増してや今日は日曜日なので、翌日のことを考えると2部は控える家族も多いはず。



消防署や飛行機パビリオンの様子はどうだろう・・と、大通りを一周してみると・・・何やら気になるものが壁に貼ってある。

ほとんどトラウマともいえるあれはまさか!!?




飛行機パビリオンの時間割。
右がキャビンアテンダントで、左がパイロットのもの。
嫌な予感が当たってしまった。

飛行機パビリオンに貼り出されていたこれは、タイムスケジュール。

知らない方のために説明すると、通常は(ファッションモデルやステージマジックや街時計などの特殊なお仕事を除き)多くのお仕事は前の回が終わり次第、次の回が始まる。
だから、例えば30分掛るお仕事なら、5時間の間に10回、回転させることができる。

しかし時々、恐らくは空いていることが予想される日の一部に、こうしてタイムスケジュール制を取るパビリオンが出る。

そうすると、例えばパイロットを例にとれば、10回×8人=80人が体験できたはずが、タイムスケジュールに当たると半分の40人しか体験できないことになる。

しかも弊害はそれだけでなく、次の回を期待して並んだ子供にとっては、次の回までの待ち時間が倍に延びてしまうという可能性もある。

早い話が、キッザニアにとっては人員削減できて効率の良い経営方法かもしれないが、利用者にとってはまさに百害あって一利なし。



しかもまだある。
上のキャビンアテンダントのスケジュールを見ていただけるだろうか。

初回が開園時間の4時00分ではなく、開園して50分後の4時50分となっている。
これってキャビンアテンダント志望者にはかなり迷惑なスケジュールだ。
入場して最初に並ぼうと言う計画を立てていれば、それががらがらと瓦解する。
一応予約して他のお仕事をして50分を待つと言う手もあるが、他のお仕事が30分単位であれば50分と言う切りの悪い時間帯はほとほとタイミングを合わせにくいし、またここで予約の切り札を使ってしまうと、これを消化するまでは他のパビリオンの予約も入れられないことになる。

こちらの画像はカーエリアのタイムスケジュールの様子。
複数のお仕事の受付を一か所で行っているが、ガソリンスタンドとレンタカーはタイムスケジュール対象外、カーライフサポートセンター、カーモデラー、カーデザイナー、運転免許試験場が対象となっていた。




こちらは警備センター。ここもタイムスケジュール制。
私がこんなに怒っているのは、実はこのタイムスケジュールを恐れて前々日にキッザニアに問い合わせの電話を掛けて確認していたからだった。

ああいやいや他にもいろいろ聞きたいことがあって電話をしてみたのだが、とにかくこのタイムスケジュールについて確認した時に、担当者ははっきりと「4月24日(日)の2部にはタイムスケジュール制を実施しない」と回答したのだ。

お応えできかねますという返答ならまだしも(もちろんそれでも納得しないけど)、しないって言ったじゃん。
土日は基本的にしないとも言ってたよ。

利用者としては同じお金を払って入場するなら(正確にはこの日の2部はクラブ東京割引だったが、正規料金で入場した人の方が多いわけだし)、タイムスケジュールなんかやってない日に遊びに行きたいし、当然タイムスケジュールなんかやってない日を選ばせてもらいたい。

だってキッザニアには効率良くても、遊ぶ側にはとっても効率悪いんだもん。



とにかくこれらの話は今これを書いている7月の話じゃなくて2ヵ月以上前の4月の話だし、もしかしたら今は改善されているのかもしれないが。
まあとにかくこれは、私が4月に体験したというだけであってそのつもりで読んでね。

でもインフォメーションで顔見知りのスーパーバイザーに会った時、思わず電話で問い合わせたことと話が違うと愚痴ってしまった。

キッザニア側の回答は、できるだけ空いているパビリオンを効率よくタイムスケジュール制にしているというものだが、だとしたら飛行機パビリオンを毎回タイムスケジュール制にするのはまったく筋が通っていないし、むしろがらがらで有名な複数のパビリオンがみんなタイムスケジュール制を取っていない理由も判らない。

だから、そう、キッザニアだって企業なんだから儲けるために人件費を削るためにタイムスケジュール制を取るのは致し方ないと判っているけど、お願いだからもうちょっと利用者の立場に立った考え方を検討してほしいな。

ジューススタンドもタイムスケジュール

きついこと書いてる気もするけど、あくまでも利用者の一視点ということで。




商店街の画材屋・花屋もタイムスケジュール

裁判所もタイムスケジュール・・・というか、2回しか開催しないのね。



そろそろハンバーガーショップへ戻ってみよう。

入り口に大きな「E」の字が見えるだろうか。

これはE@Kのマーク。

E@Kというのは、英語でお仕事体験をしようという試みで、以前からキッザニアでは挨拶や簡単なコミュニケーションを英語でやってみるというパビリオンがあったのだが、このE@Kでは最初から最後まで基本的に英語を使ってスーパーバイザーが指導するというプログラム。

もちろん身振り手振りつきだし、いざという時には日本語でのサポートも行うので、小さいお子さんでも大丈夫。

このときのうちの娘たちの体験では、調理に使った器具をうっかりなめようとしたお子さんがいて、それを制止する時にスーパーバイザーは日本語を使ったと言っていた。




お仕事カードもE@Kは特製だった。
左のカードが通常のキッチンスタッフ。
右のカードがE@Kのキッチンスタッフ。
E@Kは、
月曜日
おもちゃ工房、画材屋、お菓子工場
火曜日
カーライフサポートセンター、絵の具屋、ボトリング工場
水曜日
筆記具屋、ガソリンスタンド、宅配センター
木曜日
花屋、消防署、ハンバーガーショップ
金曜日
名刺屋、街時計、飛行機
となっていて、土日は日替わりで、当日になるまで公表されない。
この日はたまたまうちの娘たちの志望したハンバーガーショップで行われていたわけだ。
こうしてみると、比較的人気のパビリオンをほとんどの曜日に組み込んでいるのが判る。


キッザニア体験レポ キッザニア東京体験レポート 連続参加の日曜日【2部編】3へ続く

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