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◆◇鹿児島温泉巡り旅◇◆

13.桜島を離れて











 あっという間に車ごと船のお腹の中。
 前の車の列に合わせてきっちり停めると、パパは車の外へ出ようと言った。そうか、車から出ていいのね。なんとなくずっと車に乗ってなきゃいけないような気がしていた。

 たった15分の航路だが、船内には麺類の食事がとれるところやテレビの見られる席もある。
 ぐんぐんとフェリーは桜島を離れて、離れれば山の形も全体がはっきり判るようになって、そして前方には都市の町並みが近づいてくる。
 鹿児島市はビルが立ち並ぶ大きな街だが、背後に山が迫っているので南北に細長く、限られた土地にぎっしりと建物を建てたように見える。
 それにしてもこの街、火山が近すぎるだろう。







 接岸したフェリーから降りると鹿児島の街の中。
 鹿児島は市内にも沢山の温泉銭湯があるのだが、パパはそれらにはまったく興味が無いもよう。
 興味が無いと言うか、とにかく渋滞が嫌い。混んでいるのが嫌い。市内はできるだけ早く通り過ぎたいと考えていた。

 それで、「ほら、その辺が一番の繁華街、天文館」とか、「あっ、そこ、クラシックな路面電車」とか、いろいろ教えてくれるんだけど、とにかくさっさと通り過ぎる。
 市内の温泉銭湯だけじゃなく、天文館でしろくまを食べるとか、鹿児島の街でいろいろ考えていたやりたいことが全力でスルーされていく。
 あああああああ~。

 そして気が付くと既に車は指宿スカイラインに乗って鹿児島市内を離れていた。






あっという間に鹿児島市内を抜けて・・・



2-14指宿スカイラインへ続く


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