◆◇夏休み函館紀行◇◆
母娘函館観光旅行記
食後はせっかく来たのだから開港記念館の中も見ていこうと受付に寄った。
入館料は大人300円、学生150円だが、旧函館区公会堂、函館市北方民族資料館、函館市文学館と合わせて使える共通入館券というものもあって、例えば大人料金なら2館用で500円、3館用で720円、4館全部で840円と割引になる。
どうせこの後は旧函館区公会堂を見学するつもりだしと、2館共通券を購入した。
北方民族資料館や文学館に行く観光客は少ないと思うが、私たち同様旧イギリス領事館と旧函館区公会堂の二か所を見学する観光客は多いと思うので、共通入館券は圧倒的に2館券の需要が高いと思った。
開港記念館はなかなか楽しめた。旧イギリス領事館ではガーデンウェディングもできるみたい。
旧イギリス領事館の受け付けは階段の前にあるので、入館したら階段を登る。
まずは復元された領事執務室。
執務室の羽ペンの置かれたテーブルの席に座ってちょっと記念撮影。
それから当時の領事家族の居室や領事館の歴史パネルなどを見学する。
函館開港の歴史室にはいろいろな工夫が凝らされた展示があって面白い。樽の中をのぞいたり、ジオラマを利用した3Dの映像を見たり、床にペイントされた世界大鳥瞰図には笑った。函館はともかくなんだよ、このデフォルメされまくった世界の地図。
開港時の人物になって写真を撮る顔出しもあるんだけど、これもすごく面白いシステム。鏡に映してセルフで撮影できるようになっている。
とにかくこの函館市旧イギリス領事館は思っていたよりずっと楽しめた。
この後に行った旧函館区公会堂よりずっとおもしろかったかもしれない。
展示を企画した人が有能だったんだろうね。
旧イギリス領事館を出ると、いつの間にかどんよりしていた雲はどこかへ流されて、気持ちの良い青空が広がっていた。
基坂をもう少し登れば正面は元町公園。
そして元町公園の上が旧函館区公会堂。
坂の上で振り返ると近景にベイエリアの街並み、その奥に港と青い函館湾、そして湾の向こうに函館の街並みが広がり、遠景に緩やかな山並み。そして山の上には白い夏雲。あとは空、どこまでも。