◆◇夏休み函館紀行◇◆
母娘函館観光旅行記
7.旧イギリス領事館
またもや路面電車の中。
今回は函館駅前から乗って昨日の末広町まで。
宝探しの続きは元町公園の階段から。
末広町の駅を降りて最初に見える坂は日和(ひより)坂。
この坂の上の船魂神社ではお祭りがあるのか、日和坂の電信柱には紐が渡され船魂神社と染め抜かれた提灯が等間隔に下がっている。
日和坂から基坂へ。左下の画像は函館市文学館。近くに北島三郎記念館なんかもあった。
日和坂の隣が基(もとい)坂。
日和坂よりずっと道幅が広く、車道と歩道が分かれていて両方に石畳が敷いてある。
基坂の上、突き当りは元町公園だが、坂の途中には函館市旧イギリス領事館があって、昨日この横を通り過ぎるときカナがこの建物は何と聞くから、「領事館だった建物だけど今は中のカフェでお茶も飲めるんだよ」と答えた。
その時から今日の目的のひとつはここ。
旧イギリス領事館で優雅なアフタヌーンティータイム。
函館にイギリス領事館が置かれたのは1859年のこと。
しかし最初からここ基坂にあったわけではなく、最初の領事館は称名寺に開設(アメリカ領事館も淨玄寺という寺だったな)、その後ハリストス正教会の隣に移り、何度かの火災にあったのち(火災も多いな)、1913年にここに建てられた。
だからこれは幕末・明治の建造物ではなく、大正初期に建築されたものらしい。
昭和の初めまで領事館として使用され、平成4年に復元工事が行われた。
現在は開港記念館として、当時の調度品や歴史を展示する観光施設となっている。
館内にはイギリス雑貨のショップ・クィーンズメモリーやイングリッシュティールーム・ヴィクトリアンローズも備えている。
ユニオンジャックはためく旧領事館は、窓や扉の縁を青く塗った白壁の館で、庭に背を伸ばす松の木だけが和風に異質だ。
入るとすぐ右手に入館料を徴収する受付があり、ティールームと雑貨ショップは左手、これらは入館料は払わずに利用できるようになっていた。