◆◇夏休み函館紀行◇◆
母娘函館観光旅行記
さて問題の立札だ。
福士成豊の台詞でこう書かれている。
『たった今、襄は行ってしまったよ。
必ずや襄の精神は医学を通じて
この地に帰ってくるはずだ。
何? 数馬?・・・・・
んっ! 数馬は前の名前だよ!!!
今は婿養子に入って澤辺琢磨と
名乗ってるよ。なあんだ、琢磨なら、
さっきまでいたんだよ。淨玄寺に
行くと言っていたなあ。』
そして今度は文字色を青に変えて、
『龍馬のつぶやきクイズ①
♪○は広いな大きいな♪』とある。
既に何を探しているのかよく判らなくなっている上に、新たにつぶやきクイズ??
何をどうしたらいいんだ?
もちろんつぶやきクイズ①の答えが「海」なのはすぐにわかるけど。
とりあえず立札の裏に回る。
立札の裏には次のチェックポイントへの直接的なヒントが隠されているはずだ。
立札の裏の言葉は、
『行先ヒント写真③
二宮金次郎と言えば・・・正門へ行け』だった。
次のチェックポイントへの移動途中に見たレトロな小林写真館(看板の文字は右から左へ)。
この写真館の名前は明日の旧函館区公会堂でも目にすることになる。
次は二宮金次郎を探さねばならないようだ。
二宮金次郎と言えば・・・そりゃ、まあ単純に考えて学校だろう。
宝の地図に記載されている学校は弥生小学校というところだけだ。
昨日函館市観光案内所で貰ったマップでは「弥生小 改築中」とあるが、学校はちゃんとあるんだろうか。
場所は新島襄の石碑を背にしてまっすぐ山の方に向かい、路面電車の通る大通りを渡ってさらにまっすぐ進むと右斜め前方にあるようだ。行ってみよう。
道の途中に小林写真館というレトロな建物の写真館や赤レンガに蔦を這わせた中華會館などがあり、弥生小学校はすぐに判った。
ここも普通の小学校と言うには歴史のありそうな建物で、敷地内には北海道警察発祥の地という碑や旧寺町界隈という案内板が立っている。
案内板を読むと寺町という名称は、淨玄寺などの寺があったことに由来するようだ。
淨玄寺と言えば「三」の立札にも出てきたではないか。
やはり二宮金次郎はこの函館市立弥生小学校で間違いないようだ。
上の二枚の画像は途中で見た中華會館。下の左は弥生小学校の敷地にあった北海道警察発祥の地の碑
弥生小学校の敷地から二宮金次郎像を探さなくてはいけないのかと思ったが、二宮金次郎というのはそのものズバリではなく単に小学校を指していたようで、二宮金次郎はいなくても「四」の立札はすぐに見つかった。
『ウェルカム!
アメリカ領事館へようこそ!
ここのテンプルには
大勢のアメリカ人が住んでいます。
ミスターサワベなら
神明社に帰りましたよ。
トゥエンティーセンチュリーでは
オールドマップの位置より
かなり南に移動しているからね。』と、アメリカ人ライスのセリフとして書かれている。
???
アメリカ領事館って話のどこに出てきたんだっけ?
探していたのは淨玄寺じゃなかったっけ?
でもってテンプルって寺だよね。
なんで寺に大勢のアメリカ人が住んでいるの?
もうさーっぱりわけが分からない。
ちなみに後から調べてみると、現在の弥生小学校の敷地は当時は淨玄寺の一部であり、アメリカ合衆国貿易事務官エリンシャ・E・ライス(立札の台詞を読んでいる当人だな)はこの淨玄寺の別堂を借りて貿易事務所とし、後にライス自身が初代米国領事に任命されたことから、淨玄寺の一部がアメリカ領事館となったようだ。
そんなのこの立札の台詞から読み取れったって無茶に決まっとる。
とにかく次の立札を探す直接的なヒントは立札の裏に・・・
『行先ヒント写真④
神明社に行く坂の途中に
ロシアの建物があるよ』