◆◇夏休み函館紀行◇◆
母娘函館観光旅行記
金森赤レンガ倉庫を離れたのは5時50分。
日没まで約1時間。まだまだ外は明るい。
予定では6時にはロープウェイ乗り場に着いていようと思っていた。少し計画が遅れ気味。
赤レンガ倉庫から徒歩数分で函館坂本龍馬記念館のある十字街に戻ってくる。
意外な気もするが、函館最大の観光地であるはずの函館山ロープウェイ乗り場には市電は連れて行ってくれない。まあ地図を見れば斜度から無理だし、一応バスは走っているのだが、車でなければ大半の観光客は十字街駅から歩くことになる。
距離はたいしたことない。十字街から金森赤レンガ倉庫までの道の倍はかからない。しかし問題はロープウェイ乗り場への道が途中からえらい急坂になることだ。
海沿いの金森赤レンガ倉庫から市電の駅のある十字街を通り、そのまま坂を登って函館山の方へ。
これら画像はその途中で見た景色。左下の画像のドームが付いた建物は最終日にも出てくるよ。
坂道の斜度が半端ない。
足を持ち上げるのがつらくなる。
ちょっとまだ着かないの?
そんなに遠く見えないのに、登っても登っても近づかないように見えるのが不思議だ。
思えばこれが最初の函館の坂道というものだった。
いつの間にか辺りは日陰になっていた。
気づかなかったが既に函館山に向かう斜面においては日は沈んでいた。太陽は函館山の向こう側にあるのだ。
日が沈むと急速に気温が下がってきた。
寒いというレナに、自分が着ていたカーディガンを渡す。
彼女にはそれを着た上から上着を着るよう言って、自分は観光中かさばると思っても持参したフリースを着こむ。
カナだけは全然寒くないと豪語する。着るように言っても上着も出さず半袖のままだ。
右手に駐車場があって整備員が誘導している。
左手にロープウェイ乗り場があった。ようやくたどり着いたとホッとした。