◆◇奥秩父日記3◇◆
GW駆け込み中津川村キャンプ場
少し歩きまわって電波を拾い、キャンプ場の女将さんと電話が繋がったので、チェックアウトをしたい旨伝えた。
それからしばらく管理棟の前で到着を待ったが、誰も来なかったので吊り橋を渡った駐車場に移動し、車の中で待つことにした。
しかし、さらに待っても誰もやってくる気配は無い。
管理棟に貼られていた地図に寄れば、管理人さんたち一家は川のこちら側の集落にお住まいのようだから、自宅から来るとしたら駐車場から判らないはずはないのだが。
業を煮やしたパパが一人で管理棟に戻ってみた。
すると、なんのことはない息子さんが元からキャンプ場の方にいらしたので、既に管理棟で待っていたそうだ。
ダブルで行き違いになっていたようだ。
キャンプ代の清算を終えて出発して、最初の集落はすぐだ。
通り抜けようとしたら、ちょうど道をこちらへ向かってくる女将さんが気付いた。
「またいらしてね」と朝取りの山ほどの蕗を頂いた。
また来ようと思う、きっと。
渓流に張り出した山桜からはらりはらりと花びらが。