ダイビングクルーズ 1
アサートン高原へのドライブ終了後、集合時間の15分前にショップに到着。
荷物を降ろし、息子に店内に運ぶように言ってからレンタカーを返却しに行く。
レンタカーを返却するAVISと集合場所のTAKAのショップは道路を挟んで向かい合わせ。
ところがカウンターが混んでいるので時間がかかり、息子から電話がかかる。
TAKAの船には日本人インストラクターが乗船しているが、ショップにはいない。ショップの人に英語でいろいろ聞かれて困っているようだ。
『こっちも混んでるんだから仕方ないでしょう!!』 とついつい怒鳴ってしまう。
船内ではダイビングスーツや撮影器材以外は水着とTシャツぐらいでいいのでスーツケースを一つショップに預けていよいよバスに乗り、マリーナへ。
今回クルーズ船を選ぶのには、まずは出発する曜日、時間、コース、料金、条件等を考え、二つの候補の中で最後まで悩んだが、このTAKA号は今年の1月に就航したばかりで新しい。最終的にはそれが大きな決め手となった。
船に着くと私たち以外にも日本人が数名いた。
スタッフが3名とダイバーが3名。
インストラクターのYさんが船や乗船後のスケジュールの説明をしてくれる。もちろん日本語で!
船は4階たてかな? 最上階にデッキがあり、ボートと椅子がおいてある。
3階部分はシャワー、トイレ付きの2人部屋。
ここのデッキでダイビング前のブリーフィングを行なう。
その下にはダイビング器材がおいてあり、トイレ、シャワー、船内には食堂兼ラウンジかな? ダイビングはこの階から海へ入る。
一番下に四人部屋やスタッフの人の部屋があるらしい。
私たちはもちろんトイレ付きにした。
だって夜トイレに外に行くのは怖いから嫌なんだもん! 真っ暗な海の上で甲板を歩くなんてとても怖くてできない!!
乗船後まず部屋に荷物を置いてから、レンタル器材のサイズ合わせをし、自分のワンセットを指定の場所におく。
その後詳しい説明を聞きいろいろ書類を書きながら一人づつYさんにCカードを見せて確認を受ける。
今回私たち以外の日本人は20本未満ばかりで、ログが一番多いのは息子だった。
みんなJr.と付いているカードを見るのは初めてだという。(15歳未満はJr.) 『そりゃそうだろうライセンスを取ったショップでも12歳の子は初めてだと言われたんだから人数はまだまだ少ないんだろうな・・・』
でもみんなまだ20代で周りの外人さんを見回してもみんな若い!
一番の年寄りはもしかして私??
ここで急に不安になる。
ただでさえ波があると潜れないし、エアーの消費は早いし・・・・体力的にも1日に4本も潜れるんだろうか?
何とかなるかな? っていつもの能天気な考えで立ち直りかけているときに、Yさんが『明日の1本目と最終日はガイドはつきませんから』
『えー!! ここは前もってお願いすればガイド代無料でガイドが付くっていってたじゃないの?』 と内心思いながらまさかガイドが付かないからといって、明日の初日の1本目を潜らないというのでは何のためのダイビングクルーズ??
とすれば息子と二人でバディーダイブをするしかない。
海外ではCカードを取れば基本的にバディダイブのようだが、日本ではガイド付が多い。
そのため二人とも本当の意味でのバディダイブの経験はない。
『かあさんがナビしてよね』
『あんたの方が本数は多くて経験豊富でしょう?』
『でもそっちは親でしょう?』
しばしもめるが仕方がない。何とかするしかない・・・・まあこれ以上は明日考えるとして今夜は夕食を済ませたら早く寝ようかなと思ったが、やはり船の走行中はエンジン音もうるさくて中々眠れない。
あーあこの先3日間大丈夫かな?
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