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ヘロン島 4





 今日はヘロンを発つ日。
 朝ゆっくりして、出発まではプールサイドでゴロゴロすることにしてある。
 ところがプールサイドから海を見ると何人もの人がシュノーケルをしていた。
 そうか昨日の私たちと違って今は満潮、シュノーケルに丁度いいのね。
 『うらやましい・・・』
 隣でも 『いいなー、俺もこういうときにしたかったなー』 とのつぶやき。
 でもここでスーツを着ては濡れたままスーツケースに入れなくてはならなくなる。
 レンタルしてもいいのだが、ウェットスーツも体形に合っていれば暖かいが、合わないと体とスーツの間の水が出たり入ったりと非常に冷たいらしい。(息子談)
 彼は身長167センチに対し、体重はやっと40キロになったところ。骨と皮しかない??
 おまけに非常に寒がりのため今回もドライスーツを持参している。
 つまりレンタルは無理ということになる。(さすがにドライスーツのレンタルはなかった)
 仕方ないのでプールサイドでコーラ、カクテル、チップスをお供に花札を始めた。
 すると又鳥たちが寄ってくる。チップスの袋に顔を突っ込み、カクテルをついばんでいる。
 島の名前になったヘロンは寄ってこないが、鶉に似た鳥(名前をしらないので)はマンゴーのカクテルの中のマンゴーの種を必死に食べている。
 酔っ払っても知らないからね!
 そうこうしていると私のスパの予約時間。息子をプールサイドに置いてスパへ。『アー極楽極楽』  



 ヘロン島発のフェリーは午後2時半。
 スパから戻り昼食を取りにレストランへ。
 するとまたも私の大好きな牡蠣があった。
 今度はカクテルっぽく上にオニオンとトマトのせ、オリーブオイルとかで味がつけてあった。
 残念、私は牡蠣にレモンだけ掛けて食べるのが好きなんだけどな・・・と思いながら、さらに息子の視線を感じながら十数個食べた。これぐらいにしておこう。 


 スパで思ったより時間が掛かったので昼食を済ますとフェリーの出港時間まであと15分。
 丁度フェリーを降りた人たちとすれ違いながら桟橋へ行く。
 荷物の載せ替えを済ませるとすぐに出港となった。
 フェリーがどんどん島から遠ざかっていく。
 あーあこれでヘロン島ともお別れなのね。
 又来たいね。今度は海がめの産卵シーズンがいいなー
 このあとフェリーでは二人とも爆睡してしまった。


 フェリーがグラッドストーンに着くとバスで空港まで行くことになっている。
 バスに荷物を載せる前に各自の荷物を確認しバスへ。ブリスベン空港と違い小さい空港なのでチェックインは人も少ないのですぐに終わる。
 お腹がすいたというのでカフェで又フィッシュ&チップスを。
 朝が遅かったので、お昼はお腹がすいていないからあまり食べなかった彼は山盛りのフィッシュ&チップスをほとんど一人で平らげた。
 母はその間ビールを。
 このあとブリスベンで乗り換えてケアンズへ。
 ケアンズでは空港からレンタカーなので機内でのワインは止めた方がいいと思い、ここで今日最後のアルコール。
 でも飛行機に乗ってから又眠るためにもう少し飲んでおけばよかったと後悔した。
 だってまたブリスベンまでの1時間ずっと行きより拍車のかかった墜落及び沈没の話(このあと3泊クルーズするのに)を聞くことになった・・・


アサートン高原へのドライブへ続く・・・

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