ヘロン島への道は長い 1
オーストラリアに来てすでに1週間。まずは息子を迎えにホストファミリー宅へ。ホームステイ中いろいろあり、ご心配もかけたのでひとまずお詫びを。
昨日から荷造りはしてあるので後は息子の荷物を入れるだけだったのですぐに終わる。
アコモの支払いを済ませている間に2階の部屋から玄関までスーツケース(特別に重い)のを二つ階段で玄関まで運ぶように息子に言う。
すると来たのはもちろんブーイング。『ふん! 今に始まったことじゃないでしょう? 母との旅行の荷物は息子たちが持つことになっているんだから。 お兄ちゃんがいないんだから君一人だよ。』 と言ってレセプションへ。
支払いを済ませ、戻ると二個目を必死に運んでいた。
『がんばれ!!』と言って部屋に戻り、二人分の機内持ち込みの鞄(軽い荷物)を持って降りていくと(途中で息子を追い越し)すでにバスが来ていた。昨日確認したピックアップ時間までまだ10分あるのに早い!!
バスに乗りブリスベン空港へ。
出発の1時間前には到着。
カンタス航空のカウンターで行例のできているところにひとまずスーツケースと一緒に息子を並ばせて聞いてみるとここでOKとのこと。
出発時間の30分前までにチェックインを済ませるようにとHPに書いてあったがすごーく並んでいるのに空いているカウンターは3つだけ。おいおい間に合うのかな??
時間はどんどん過ぎていくのに進むのは少しだけ。
日本でも最終的には15分前ぐらいまでは大丈夫だし・・・30分を切った時私の前にはまだ10人以上の人がいた。
さすがにだんだん顔が引きつってくる。
どうしよう?
でも英語に自信の無い私。もう少し待っていようと自分を慰めている横でずっと離陸時間までのカウントダウンをしているやつがいる。もちろん同行の息子。 『人が心配しているのにそれに拍車をかけるようなことはやめなさいよね!!』 と言うと 『だって飛行機に乗れなくても俺は何もできないからその後の手配は結局全部母さんがするんでしょう? だったら俺は見てるだけなんだし、おもしろいじゃん!!』だって!! メチャクチャ腹が立った。
何とか20分前に順番が廻ってきてチェックインカウンターへ。
でもここでも心配がある。荷物の重量である。
日本をたつ時にすでに機内持ち込みの荷物をオーバーしており注意を受けた。 (二人とも水中撮影用の器材が重い) スーツケースにはダイビング用品が入っているのでもちろんオーバーしている。どうしよう?
グラッドストーンへはプロペラ機。普通のより重量制限が厳しいと書いてあった。
追加料金とか言われるかな? と思いながら電子辞書の英会話集の空港のページを開いておく。
まずスーツケースを乗せると重さの表示蘭に 《OVER》 とでた。
こんなことは初体験である。だっていくら重くてもチャンとキロ数が出るはず・・・ゴールドコーストでお買い物した分は全部POST OFFICEから自宅へ送ったのに・・・顔が引きつってきた。
するとカウンターの人が『休暇?』と流暢な日本語で聞いてきた。
一瞬状況が把握できなかった私。息子が『そうだよ』とそしてスーツケースに《HEAVY》のシールを貼り、チケットをくれた。
アー良かった!! さあ時間が無いから急げと二人で走って・・・
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