ケアンズぷらすケアンズぷらす > 子連れ旅行記 ケアンズの南を目指せ > 9-4.ミッションビーチの桟橋

ケアンズの南を目指せ **ビーチ&ファームステイ**

4.ミッションビーチの桟橋




 9時半。
 桟橋への送迎車がやってきた。
 先日のクロコダイル・スポッティングツアーと違い、ローレンスカバナーのフェリーはセルフドライブで行っても別に割引などは無い。
 黙って送迎してもらうことにした。
 空はまだ曇っている。
 通りへ出ると、管理人のウェンディが芝刈りをしていた。
 「行ってらっしゃい、楽しんできてね」
 送迎車の運転手は半袖短パンの体格の良いオージー。
 まだ他に誰も乗客はいなかった。

 途中でもう一組乗ってきた。
 年輩のカップルで、旦那さんはオージー、奥さんは東洋系のようだ。沖縄出身ですなんて言われたら信じてしまいそうな顔立ちだ。
 そして送迎車がミッションビーチのメインストリートを通過したとき、公園のようなスペースに「マーケット会場はここ」の表示を見つけた。
 実は明日の土曜日に開かれるとばかり思っていたミッションビーチ・マーケットだが、昨日タリーから帰ってきたときにウォンガリンガの入り口でばったりロラリーに会い、そのとき「電話して確認してみたら、土曜日のマーケットはやっていないんだって」と教えてもらったのだった。
 マーケットは最終日の楽しみで、去年ポートダグラスのサンデーマーケットでやったように、子供たちに浴衣を着せようと思っていた。
 それに土曜日にマーケットがあるからとダンク島行きも天候を無視して木曜日に入れた。
 なのにマーケットがやっていないなんて・・・と、がっかり。
 あの表示はなんなんだろう。
 もしかして明日のマーケットは開催されるのだろうか。
 それとも単に看板を建てっぱなしなのだろうか。 


ダンク島行きフェリーの送迎車がウォンガリンガ・アパートメントの前にやってきた。
子供たちは既に水着姿。
管理人のウェンディが「いってらっしゃい」


 桟橋に到着すると、海に向かって左手がローレンスカバナーの、正面がクイックキャットの受付になっていた。
 このところ風が強く海が荒れているのもあり、クイックキャットは日帰り客の送迎を行っていない。ダンク島宿泊客だけを運んでいるようだ。
 パパがローレンスカバナーの受付で手続きをしていると、しきりとベダラ島にも寄るツアーを薦められた。
 ベダラ島というのはダンク島の南8キロに浮かぶ小島だ。
 評判の隠れ家的リゾートホテルが一軒建っているが、15歳未満は泊まれない。
 オーストラリアのアイランドリゾートにはお子さま禁止のホテルが少なくない。グレートバリアリーフでは、このベダラ島の他、リザード島やオーフィアス島なども同様だ。
 だからベダラ島には子供を連れて上陸することができないとばかり思っていたが、お子さま禁止なのはホテルだけで、島への日帰り上陸は可能なのだと初めて知った。
 ベダラ島をオプションで追加すると、一人10ドル増しだがブームネッティング(ネットに掴まって船に引っ張ってもらうアクティビティ)がフリーになる。
 天気も悪いし、今日はとにかくシュノーケルに徹すると言うことで、ベダラ島は断った。
 本当はフェリーの往復だけにしようと思っていたが、ウェンディが「島でランチを食べるとエクスペンシブだから、プラス10ドルのランチ付きツアーがいいわ」と教えてくれたので、ツアーにランチはセットした。


こちらに見えているのはクイックキャットの受付。
ローレンスカバナーの受付はこの左手にある。
そしてこちらがローレンスカバナーの受付





9-5.フェリーを待つ


ケアンズの南を目指せ目次 | ケアンズぷらすHOME