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子連れ旅行記 ケアンズの南を目指せ
> 7-1.南国果実喜劇
ケアンズの南を目指せ **ビーチ&ファームステイ**
1.南国果実喜劇
七日目 5月4日(水)
このところ朝は雲が多い。
だからその日どうするか迷いが出る。
もし雲一つない晴天だったら、朝のうちにダンク島行きの手配をするのに。
でもだからといって、一日中曇っているわけでもない。
この日も後から晴れてきた。
雲が切れて青空が広がってくると、もやもやとしたものが吹っ切れて、心の中にも青空が広がってくるようだ。
朝の海・・・雲が多い
今日も晴れるかなぁ・・・ダンク島に行くような空模様じゃ無さそう
天気が良くないので朝食はバルコニーではなく室内で 食べ終わったらどこへ行こうか・・・
夜はクロコダイル・スポッティングツアーを申し込むことにしたが、昼間は特に予定はない。
のんびりと朝食を食べた。
フルーツを皿に載せながら、ふとマンゴスチンを見て悩む。
これってどうやって食べるんだろう・・・。
意外に皮は固い。
うーん・・・イメージはこう、横に一発スライスして、まっぷたつになったところをスプーンで掘って食べる・・・。
正解だった。
切ってみたら花弁のように並んだ白い果実が出てきた。
でも味が薄くて思ったより甘くない。
こんなものなのかな。
楽しみにしていたカスタードアップルは失敗した。
切ってみて、果肉が固いことに気づいた。
今まで食べてきたカスタードアップルはどれも果肉の部分はぷるぷるに崩れるくらい柔らかかった。
口に入れると・・・やっぱり不味い。熟していなかったんだ。
売場で見かけたおばさんみたいに、上からうにうに触って柔らかいのを選ばないといけなかったんだ・・・と後悔しても後の祭り。
一番笑ったのはマンゴー・・・。
いや、マンゴーだと思いこんでいたフルーツ。
実は私は生マンゴーを食べたことがない。
近所のスーパーでペリカンマンゴーはよく見かけるけど、こっちのマンゴーはもっと丸くて黄色から朱色までのグラデーションカラーだと思っていた。
まさにそんな感じの果物を見つけたので、これだと思って買ったのは良いが、レジ係のお姉さんも悩んだ。
「これ何?」
何って、あなたのスーパーで売っていたものだってば(ちなみに彼女はマンゴスチンでも悩んでいた)。
マンゴーなのに何を悩んでいるんだろうと思ったら、本当にマンゴーではなかった。
皮をむいた段階で、ハテナと思った。
白っぽい果肉はイメージしていたのと全然違う。
かじってみて吃驚。
これは洋梨だった。
・・・ずるっと滑ってしまった。
他に如何にも洋梨という皮が黄緑色のも買ってある。
実は両方洋梨だったとは。
そんな失敗は数あれど、やっぱりオーストラリアの果物は美味しい。
朝食に山盛り出すと、子供たちもよく食べた。特にカナはアイカンダパークのネーブルオレンジがお気に入り。ママは巨大なパウパウ(パパイヤ)かな。
7-2.椰子の木陰で揺れるブランコ
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