10.プールサイドの優雅な午後
午後はプールサイド。
ウォンガリンガ・ビーチアパートメントのプールは、決して大きくはないがロケーションがよい。
何といっても椰子の木の間に海が見えるのがいい。
リゾートを絵に描いたような感じだ。
子供たちは昨日に続き、もうすっかり浮き具無しで好き勝手に泳いでいる。
今や家族で一番泳ぎが下手なのは私だ。
今日の管理棟の担当はロラリー。
ウェンディより姉御肌で、しゃきしゃきしたタイプ。今朝初めて会ったとき、「あなたたちの予約を受けたのは私よ」と言っていた。
プールサイドの箱には、昨日から時々カナやレナが使わせてもらっている長いバー状の浮き具の他、じょうろやバケツ、くま手なんかも入っている。
「バケツやくま手はビーチに持っていってもいいわよ」とロラリー。
こっちに来てから貝拾い用におもちゃのバケツでも買うかな、と思っていたから大助かり。