22.ブランコのある部屋
ここはビーチフロントのアパートメントで1ベッドルームから3ベッドルームまで備えている。
私たちが予約したのは2ベッドルームで、確かメールの返信には8号室に予約が入りましたとあった。
極楽鳥花やハイドランジアの植え込みのある二つの棟の間を通り、外壁に取り付けられた階段を上った。
私たちの部屋は二階だ。
カナは先に上まで行って「早く早く」と呼んでいる。
ネイビーよりは明るいコーラルリーフ色のドアが開いていた。
広く開放感のある部屋だ。
床は石でできている。
リビングは大きな四角いダイニングテーブルと、ふかふかのソファがセットされたリビングテーブル。
籐の椅子にはマリンリゾートらしいコーラルリーフカラーのクッション。
広いバルコニーに面していて、わぁい、椰子の向こうに海も見える。
下を見下ろせばプールもある。
部屋に戻って今度はベッドルームへ。
廊下は特に天井が高くて高級感がある。
右手にダブルベッドのベッドルーム。左手にツインベッドのベッドルーム。
シャワーだけでなくバスタブもあるし、洗濯機はどこだろうと思ったら戸棚の中に隠されていた。
真っ白なタオルやシャンプーリンスなどのアメニティも揃っている。
もちろんキッチンも。
無垢な白と、ウッディな茶色と、マリンカラーのコーラルリーフと、全てこの三色で統一してあるのがセンスを感じさせる。
ここで一週間過ごすんだ。
海辺のリゾートにあったらいいなと思うものが全部揃っている。
いや、想像した以上。
大きなテレビの下のラックには、雨の日でも退屈しないようDVDソフトやゲーム機も。
ダイニングの隅にはオーディオセット。
バルコニーには屋根のついた白いテーブルセットだけでなく、リラックスできるよう寝椅子も並んでいる。
「レナ、こっちがブランコだよ」
リビングとメインベッドルームの間にもう一つ小さめのベランダがあり、そこに長椅子状の大きなブランコが備え付けられていた。
「ホントだー」
レナも目を輝かせてとんでいく。
二人で飛び乗り、ゆうらゆらと揺らし始めた。
「すごいねぇ、ここ」
「予想以上だね」
私たちの部屋は二階の8号室 外側からバルコニーをのぞむ(あの向こうに海が)
広いリビング 床は石張り 採光が良くて明るい リビングとベッドルームの間の小さめベランダにはブランコ
メインベッドルーム(子供たちに取られた) 結構広い ツインのベッドルーム(大人の部屋はこちらになった)
バスタブあります アメニティもリゾートらしい柄
入り口入って左手 キッチンカウンターと、ベッドルームに至る廊下が見えている 食器洗浄機もついたキッチン とりあえず調理するのに困らないよう何でも揃っている