ケアンズぷらすケアンズぷらす > 子連れ旅行記 ケアンズの南を目指せ > 4-14.マンガリー・クリーク・デイリー

ケアンズの南を目指せ **ビーチ&ファームステイ**

14.マンガリー・クリーク・デイリー




 「昼食は軽めにマンガリー・クリーク・デイリーでどう?」
 「・・・いいよ」とパパ。
 この場合のデイリーというのは「daily 毎日」ではなく「dairy 酪農」。発音はデァリーに近い。一昨日美味しいアイスクリームを食べたマランダ・デイリー・センターのデイリーと同じ意味。
 最高に贅沢な乳製品を食べられると聞いている。
 マンガリーといえば、このマンガリー・クリーク酪農とマンガリー滝の二つが観光名所だから、どちらか先に表示が見えた方から寄ろうと思っていた。

 先に見えたのはマンガリー・クリーク・デイリーの表示だった。
 パルマーストン・ハイウェイから左に入るようになっている。
 緑の丘のアップダウンを行く一本道。
 正面になだらかだが印象的な山容を見せているのは、たぶんクイーンズランド最高峰のバートル・フレア山。

 「マンガリー・クリーク・デイリーはどこだろう」
 曲がればすぐにあるのかと思ったら意外に距離があった。
 「この丘の下じゃないか? クリークと言うからには川のそばだろう」
 しかし丘の下には何もなかった。次の丘の上に建物が見える。
 「あれじゃないかな。全然クリークのそばじゃないけど」
 ひらひらと青い蝶ユリシスが舞っている。
 「ここだ」
 お昼時。
 駐車場には結構車が停まっている。 


たぶん正面の山容はバートルフレア山 あの丘の上かな?


 ここはコテージ風の建物で、チーズ工場とカフェがくっついている。
 外に面したテラス席もあり、何組かの観光客が食事をしていた。
 早速中に入ってみよう。
 カナがトイレに行きたいというので、最初にトイレに連れていった。
 トイレには窓があるので明るいが、手前の洗面所はトイレのドアを閉めてしまうと何も見えないほど真っ暗だった。
 カナが出てくるまで暗闇の中で待っていた。誰か入ってきたら吃驚するだろうなと思いながら。
 カナがトイレのドアを開けて明るくなったら、ようやく電気のスイッチがどこにあるのか判った。
 もう遅いけど。

 建物は、手前がカフェ、中央がショップ、一番奥が工場になっていてガラスからのぞくことができる。
 ごく小さい工場だ。

 パパが何にする?と聞いた。
 待って。そんなに素早く英語のメニューなんて読めないって。
 チーズは苦手だからえーと・・・ヨーグルト・スライス。
 「何? ヨーグルトスライスって」とパパ。
 運ばれてくるまで判らないに決まってるじゃない。


ガラス越しにチーズ工場の中がのぞけるようになっている

小さい子供でも見えるように踏み台がある





4-15.ヨーグルトスライスとチーズケーキとチーズパイ


ケアンズの南を目指せ目次 | ケアンズぷらすHOME