3.クレーターレイクス・ナショナルパーク
上空の雲は心なしか昨日より薄い気がする。
ターザリを経由してマランダまで16キロ。マランダから昨日とは逆の東側の道を北上して10キロほど行くと、イーチャム湖という湖があるはずだ。
マランダの手前で青空が広がってきた。
やったね。
やっぱり私たちはツイている。
曲がり角はそろそろかな・・・と思ったが、また行きすぎてしまった。
まだこの先、ギリース・ハイウェイにぶつかったところでも、イーチャム湖へ曲がる道がもう一本あるはずだが、迷うといけないので引き返すことにしよう。
レイク・イーチャムは、もう少し北東のレイク・バリンとあわせて、クレーターレイクス・ナショナルパークに指定されている。
クレーターレイクというのは火口湖という意味だ。
しかしテーブルランド自体が高地になっているとはいえ、湖とその回りにほとんど高低差は無く、これが火口だとしたらこのあたりに火山活動が起きていたのは気が遠くなるほど昔のことなのだろうと思った。
ちなみに、これらの湖の元になった火山爆発があったのは、およそ一万年ほど前のことらしい。
駐車場に車を停めて、降りたらすぐ目の前にイーチャム湖があった。
真っ青な空の色を吸い込んだような深い青の湖だ。