ポートダグラス楽園日誌2004 4-8
8.アー・ユー・カウガール?
他に乗り物は・・・というと、レナにはさっきから気になって仕方ないものがある。乗りたくて、パパがタバコを吸いに離れたときもずっと柵にしがみついて見ていたのだ。
それは、ポニーライド。
さっきの乗り場に戻ってみると、ちょうど金髪の小さな姉妹がポニーに乗っているところだった。
イタリアンかスパニッシュ系の背の低いおばちゃんが、二匹のたづなを持ち先導している。スーツを着た姉妹の母親がくっついて回り、その様子をカメラで撮影している。
狭いテントの下をぐるぐると回るだけだけど、楽しそうだよ。
「レナ、やる?」
「やる~」
一仕事終えたおばちゃんが戻ってきて、カナとレナに聞く。
「アーユー、カウガール?」
「yesって言うんだよ」
「イエース」
レナが気になって仕方なかったポニー・ライド
何故かこの絶叫ライドの名前は「カミカゼ」
お祭りにはコットン・キャンディ(綿あめ)
ポニー・ライドでカウガールになっているところの金髪姉妹
カナ、移動遊園地は楽しい?
しかしいざ乗るとなるとやっぱり後込みするレナ。
カナはさっさとポニーにまたがらせてもらい満面の笑み。
「やっぱり怖いよ」
「大丈夫だよ、大人しいお馬さんだよ」
カナが行ってしまいそうになって、レナも焦った。
「・・・乗る」
まだ怖じ気づいているのを、乗せてしまう。
乗ってしまえば誰より嬉しそうな顔。
さっきまで本物のカウガールを見ていたんだから、ちょっと自分たちだってカウガールを気取ってみたいんだね。
最初は怖がっていたレナも乗ってしまえば楽しい嬉しい
カナは全然怖がらないよ
だってお馬さん、可愛いもん