ポートダグラス楽園日誌2004 3-8


8.ジャプカイ・アボリジナル文化パーク

 ジャプカイ・アボリジナル文化パークは、レストランを利用するだけなので正面玄関ではなく、レストランや売店に直結している裏手の入り口から入る。
 シロアリが空洞にした筒状の楽器ディジュリドゥーや、点描で描かれた抽象的なアボリジナルアートのギャラリー兼売店を過ぎて、ブーメランレストランに着いた。
 入り口側のテーブル席ならどこに着いても良いと言われる。
 食事はビュッフェ形式でツアー料金に含まれている。
 パパがトイレに席を立った直後、たまたまアボリジニのダンサーが一人通りかかった。体には独特のペインティングがなされている。
 思わずカメラを向けたら、彼はにっこり笑って近づいてきて、カナと並んでポーズを取ってくれた。大サービスだ。

 ここのビュッフェには、パン、ポテト、ベーコンやソーセージ、フルーツなどの欧米的なメニューが並ぶほか、ご飯(ちょっとバターライスみたいな・・)、みそ汁(汁と豆腐が別々になっていて、自分でボウルに適量入れる)など妙に日本人を意識した料理が混ざっている。
 ハーブとソルトの利いたポテトがとにかく美味しかった。
 カナとレナはお米が食べたかったらしく、ご飯をせっせと口に運んでいた。


ジャプカイ・アボリジナル文化パークの印象的なテント

ジャプカイ・アボリジナル文化パークのレストランの入り口

レストランの名はブーメラン

アボリジニのダンサーとカナのツーショット

売店のディジュリドゥーやアボリジナル・アート


 日本語ガイドの女性がドライバーを伴って席に近づいてきた。
 実はさっきバスの中で、明日もマリーバに来る予定なのだがロデオ大会の会場を知らないかと聞いてみたのだ。
 彼が教えてくれると言う。
 パパは車から地図を取ってきた。
 マウント・モーロイ側からアクセスすると町に入る手前、ゴルフ場のところで右折するという。ゴルフ場って野生カンガルーがわんさといた、あのゴルフ場だよね。

 そういえばバスの中でガイドの彼女もまだ実はマリーバのロデオ大会には行ったことがないと言っていた。
 どのくらいの規模の大会なのだろう。見当も付かない。
 そのとき彼女に「こちらにお住まいなんですか?」と聞かれた。
 えーっと・・・こちらってオーストラリアにってこと?
 まさかまさか日本からの旅行者です。
 「ずいぶん行動的なんですね」
 ホテルの送迎を使わずレンタカーでジャプカイに現れたことや、マリーバのロデオ大会について質問したことがそう思わせたらしい。


ビュッフェには何故かみそ汁・・・(しかも具が別になっている)
ブーメランレストランの中はこんな感じ
そしてこの窓からスカイレールがよく見える




3-9.スカイレールは片道切符でへ続く


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