ポートダグラス楽園日誌2004 2-7


7.魚がうようよ

 もう少し近づいて大きな丸い石に登り、川の中をのぞき込んでみればこれまたびっくり。水底を透かすほど透明な流れの中に、ゆらりゆらりと大きな魚が何匹も何匹も泳いでいる。

 カナを呼んだらカナも吃驚して、それから彼女はいきなりノートとペンを出してスケッチを始めた。
 魚とそれを見ている自分を描くのだそうだ。

 ふいに魚たちに動きが見られた。
 オージーの若い男性二人組が、岩の上からパンをまき始めたのだ。
 魚たちはみるみる集まってきた。
 巨大なニジマスみたいなの、ヘビのようににょろりとしたウナギみたいなの、底の方にいる黒っぽいのはナマズみたい。
 泳いでいる人たちはまるで魚を手づかみできそうだ。

 モスマン渓谷がこんなに面白い場所だとは知らなかった。
 カナとレナは水着を持ってくれば良かった、泳ぎたかったと言っていたけど、きっとそれは寒すぎ。


モスマン渓谷の清流には面白いほど魚がいる。

左はバスケット・ファーン
下は緑と白の苔が面白くて

大きな丸い石がごろごろしているところは、去年行き損ねたボールダーズにもしかして雰囲気が似ているのかしら




2-8.食料の買い出しへ続く


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