お昼をむつ市の下北名産センターで食べるというのは最初から計画に入っていた。
泊まる宿、立ち寄る温泉はほぼ私が決めているが、食べるところ、直売所などは夫が調べてくれる。
下北名産センターは建物の1階が海産物を中心とした土産物売り場、2階が食堂になっている。
食堂の座席は600席あると言うが、レストランのような雰囲気では無く、社員食堂か給食センターみたい、あるいはツアー客のための専用食堂という感じだった。
がらんとして他にお客さんはいない。
折り畳み式のテーブルに、スタッキングできる椅子、それがずらっと並んでいて、テーブルの上にはそれぞれ醤油差しとケースに入った楊枝が置かれている。
一部のテーブルにはこれから来るツアー客の為に、既にお櫃やおかずの載った皿なども並べてある。
そして食堂の奥まで進んで後ろを振り返ると、まぐろの解体ショーコーナーができていて、まぐろはまだ届いていないものの、小皿とヘラとディスポーザブルの手袋などが複数並べてあって、ツアーのイベントの一つとしてマグロが解体されるとわかった。
そんな感じで下北名産センターの食堂は、ツアー客向けのようにできているが、ツアーではない一般客ももちろん食事をすることができる。
私は帆立刺し定食。夫は市場のラーメンを選んだ。自販機で食券を買って受付に出す。順番が来たら受け取りに行く。
下北半島を離れる前にたっぷり帆立が食べたかった。
市場のラーメンも市場とつけるだけあって、魚介類たっぷりのラーメンだった。
食後はちょっと1階の土産物屋を見て、それからは下北半島をひたすら南下。
今回は太平洋側には出ず、そのまま半島の西岸を真っ直ぐ降りる。